今年、沢山のお子様の晴れ着のお着付け、お手伝いさせていただきました。

多い時は1日に30人ほど。


レンタルのお衣装の場合は、その場でお子様の体型に合わせて補正しつつ着付けますが、お衣装をお持ちの方の中には、腰上げをしてお持ちくださる方がおられます。


でも、この腰上げが問題。


本来、身長に合わせて着物をたくし上げ、帯の中に入る部分が表に出てしまい、メインの柄が見えなくなるケース。

腰上げが斜めになっていて、下前が長くなり着崩れるケース。

身八つ口に腰上げが被って収まらず、腰回りをすっきり収められないケース。


と、多々問題発生。

これは明らかにおかしいよなぁ…

と思う場合でも、お客さまが腰上げして持って来られた場合、その腰上げがおかしいからちゃんと着付けられません

とは言えず…。


その場で精一杯できるだけとことをして補いますが、やはり出来栄えはイマイチだったりします。


子供の着物は腰上げが当たり前とされていますが、腰上げしない方が絶対に綺麗に着れます。

そして着崩れないし、着てる時も楽です。


お子様のお着物をお持ちの方に、それをお伝えしたいな…簡単に綺麗に着れるんですよ…と。


着物って、本当はとても簡単に着れるんですけども…

自分で着れない

という思いが、着物離れを促進していることがとても残念です。