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タイムカプセル/折原一
理論社 ¥1400円+税

あらすじ(表紙折り込みより抜粋)

「告! 栗橋北中学校・選ばれ死君たち」
と記された奇妙な手紙が、十年前、タイムカプセルを埋めたメンバーのもとに、つぎつぎ届く。

消し去りたいあの日の記憶。
不安にとらわれる六人の男女。

タイムカプセルを明ける日まであとわずか…。

巧みなストーリーテリングと
皮膚感覚の恐怖で魅了する異色の物語。


内容

物語は主人公の石原綾香を中心として話が進んでいく。
だが中心がころころかわり、
10年前の話や、誰か判別できない人の声なども多い。

10年前の栗橋北中学校の卒業式からプロローグがはじまり、この辺からすでにラストへの伏線がみられる。
また、物語のラスト、謎がとけすべてが繋がる部分(タイムカプセルをあける場面)は袋とじになっており、メンバーたちと一緒にドキドキ感が味わえる。

登場人物

石原綾香 主人公で新米カメラマン。10年前タイムカプセルを埋めたメンバーの一人で湯浅を気にしていた。

湯浅孝介 メンバーの一人。10年前、学級委員長をやっていたクラスの人気者で、石原に気があった。

感想(ネタバレ注意)

プロローグ、かな?
あとにそれとまるまる同じ文が出てきました。
はじめにプロローグを読んだときに引っ掛かったところが繋がって「おもしろいトリックだな」とは思いました。

全体的にそんな感じのギミックが多かったです。
階段の数とかを数えるときに『四』が『死』になっていたりしたのもそうかな?

メンバーに手紙が届くシーンはいちいち怖くて、思わず玄関の鍵を閉めたり、オートバイにビビったり…。
最初の方は怖面白くて、いっきに読み進めました。


が、ちょっと「ん?」ってところが…。
まずメンバーに手紙が届くシーンなんですけど、誰に届いたとか書いてないシーンなんかは「なに?だれ?」ってなります。

あとはラストがなんか…結局『選ばれし』が『選ばれ死』になっていたり、『四』が『死』になっていたりっていうのの意味はよくわかんなかったです。
完結はしましたが、なんかしこりが残ります。
盛大に伏線張ってた割りにはなんか納得いかない終わり方でした。
まあでもまずまず面白かったです。

三中の図書室にあるんで、興味を持ったらぜひご一読下さい(´^ω^`)