

先日、自分にとって一つの人生が終わりました。
彼には父親がいなかった。
江戸っ子気質で他人に迷惑かけるわ、アルコール飲めばさらに加速するわ、感極まって人より先に泣き出してしまうわ。
頭も切れるから接するのに緊張感もある。
若い頃からゴルフ、エルビス、
風呂が大好きな男でね。
昨年彼は俺にこう言った。
「あのときはおまえらがまだ小さかったから励みに頑張れた。だけど全力尽くしたが大手には勝てなかった」。
そんな彼がもう何も言わず無言になってしまったのが耐えられなくてね。
頭で感じてる痛みというのは結局のところ「痛み」ではあるけど、心は嘘をつけない。生命はいつまでも枯れないと錯覚する。
そしてそんな幼い頃からの我慢ならない俺の永年の悩みをある種ほんの少しだけ解放してくれたのではないかなとも思ってます。
どんなときでも味方でいてくれた。
俺自身こんなにも彼のことが好きだったなんて思わなかった。
最期は膵臓が蝕んでそれでも俺らに残そうと最期の最期まで繋いだ。
いろんな意味で台風のように時には荒く人を巻き込んでも
仲間が大好きで粋のあるかっこいい人でした。