「無知の知」・・・ | Between The Sheets ~夢への抒情詩~

Between The Sheets ~夢への抒情詩~

寝る前にちょこっと読んでほしい、素敵な物語をあなたにお贈りします。

 これを唱えたのは、ソクラテス。
 「自分の無知を自覚することが真の知に至る出発点である」。
 素敵な考え方だと思います。



 知らない、って怖いことだなと最近になって実感します。
 昔は、「知らぬが仏」とはよく言いましたが・・・。



 知らないってことは、持つ情報が相対的に少ないということ。
 一般に、そのように認識されています。
 
 だけどそれ以前に、知らないという状態を生み出すこと、
 すなわち意識的・無意識的にかかわらず、
 情報を得ようとすることから背を向けてしまうことが
 無知のはじまりではないでしょうか。


 「何でも知っている。知らないことなどなにもない」。
 「知らなくていい。知る必要もない」。
 そういった自信過剰な驕りや無関心が、己の知に限界を与える。
 自らが情報を得るチャンスを逃しているんです。
 これほどもったいないことはない。



 さらに知らないということは、
 人間から危機感や恐怖感を奪ってしまう。
 
 例えば、ちょっと前までメディアで騒がれていたMDMA。
 脱法とは言え、立派な麻薬です。
 なのに、ドキュメントに出てくる街の若者たちは
 「友達に勧められたから」「楽しくなれるから」と言って
 何のためらいもなく気軽に使ってる。

 テレビが誇張しすぎた報道をしている面もあるのかもしれませんが、
 彼らを見ていると、背筋が冷たくなる思いがしました。
 
 

 知らないって、怖い。
 それを使って自分の身体がどうなるのか。
 わかっているんだけど今はそんな実感がない、では済まされません。
 
 更に、それを手に入れるために払った金はどこに流れるのか。
 知らない間に自分自身は蝕まれ、
 知らないところで上手いこと儲けている人間がいる。

 これはドラッグに限ったことではありません。
 知らない間に搾取されている、ということは世の中にありふれてます。



 「知らぬが仏」。
 そんなもの、無知な自分を安心させるための常套句に過ぎない。


 


 
 ただ、思うんです。
 必要な知を「知識」だと解釈するのは、全くの誤解。
 頭でっかちな人間ほど、「無知の無知」に陥りやすい。
 
 本当に大事なのは、「知恵」。
 これこそが、
 人間が生きていく上で最も必要なツールだとわたしは思っています。