大学生の時に、「マーフィーの法則」という本を始めて読んで、素直にイメージングに取り組んでみた。

 

当時はカナダに留学していたので、欲しいものリストは下記の通りになった。

 

1.初恋の相手の顔をしていて、英語がペラペラのお金持ちのアジア人の彼氏

2.車

3.外国人の親友

4.TOEICで高得点

 

これらのイメージがわくように、雑誌で切り抜きを紙をはり、壁に貼って、これらが叶ったら良いなぁと眺めていた。

 

当時、かなりアホなほど単純だった私は、中古の安い車なら、離婚して会っていない父にお願いしたら買ってもらえるかも?とか思い、父か母かに電話して、その他一切は我慢するので、車を買うお金を送ってくださいと頼み込んだら見事に願いが叶った。

 

TOEICは勉強しなかったが、とりあえず母が受けろと言っていたので、受けてみたら割と高得点だった。

 

親友は自然にむこうから言い寄ってくれた子達がいて、すぐに出来た。

 

一番びっくりしたのが、当時離れた街に住んでいた友達が急に私に会いに来ると連絡してきて、何故か私の居る田舎町に会いに来てくれたのだ。

 

その子をおもてなししようと思い、とりあえず田舎町にあるクラブ?に彼女を連れていった。

そしたら、声をかけてきたアジア人男子グループがいた。

一人、香港人か台湾人の少しふっくらした男の子(都心に住んでいる子)が私の事を気に入り、私と友人はそのグループと仲良くなり、その晩と翌日は一緒に遊んで過ごした。

 

結局、私の友人も、その都心の男の子も彼らの街に帰ることになり、同じグループにいた、私の初恋相手にそっくりな顔をしたシンガポール人の男の子は、この田舎町に住んでいて私と同じ大学の学生という事がわかり、私たちは一緒に遊ぶようになった。

 

顔は初恋相手に似ていて、お金持ちの家の子で、英語が母国語の彼は、確かに私の望んだリスト通りの人だった。

彼は私の事を気に入り、私たちは付き合うことになったおかげで、私の英語力は飛躍したが、夢が叶った割にはそんなに嬉しさは感じなかった。

 

望んだ事が自然に手に入ったのに、そんなに幸福感を感じなかった私は、願いが叶っても、そんなに感激することはないんだな、という思いを持つようになり、願うことはしなくなった。

 

日本に帰国して、数年が経ち、社会人になるとトラブル続きでたまにまたイメージングをつかって、入りたい会社に入ったりしたが、その会社で酷いいじめにあい、それ以来また願いが叶ったのに、不幸な体験をしたため、しばらくイメージングはしないようになった。

 

それ以降、何年もたち、いよいよ「お金持ちになりたい」とか「結婚したい」とか、欲望がたくさん出てきて、なおかつ「引き寄せの法則」ブームでもあったため、また雑誌の切り抜きをはったり、イメージングを頑張ってみたが、何故かこれらの願いは叶わなかった。

 

そんなこんなで、引き寄せが出来ないことも多くなり、また引き寄せたとしてもそれが幸せに繋がるか自信がない状態なので、願う事をやめるようになった。

 

ここ数年は、並木さんの言う「最適化」が起きているように思う。

私の人生は、自分でどう頑張っても行きたい方向に進まないことも多く、自然の流れに自然と修正されているような感覚がある。

 

 

例えば、ある小さい事務所に仕事の応募をして、そこに面接のために向かっている最中に不思議と「私はこの会社で働くだろう」と自然と感じていた。運命的にそうなる予感がしていた。案の定そこで働くことになり、最初は幸せだったが、途中からパワハラが始まった。通勤途中に毎日通りペットショップがあり、毎日見ながら帰っていたら、ある日ふとそのペットショップをみたら、奥の方の子犬が急に私の視界にはいり、一目みた瞬間に惹きつけられるように店内に入り、その子を見たら店員さんが抱っこさせてくれた。

 

 

それまで、道路側のケージにいる犬・猫を毎日見ていて、「可愛いなぁ」しか思わなかったのに、その犬だけは特別だった。

だけど、母と一緒に住んでいる私は、母は「犬は絶対ダメ」と数年前に言われていたので諦めるしかなかった。

数日後に、急にふと同じマンションに住んでいる母の友人(独身の高齢者のおじさん)に一緒に犬を飼わないか聞いてみよう!とアイデアが浮かんだ。ダメ元で聞いてみるとおじさんは、一緒に飼うなら良いよと言ってくれたため、おじさんと私で代わりばんこに犬のお世話をすることになった。

 

 

おじさんと共同で犬を買いに行った後に、その事務所ではパワハラが更に悪化したため、すぐに辞めることになった。

こじつけと言われればそうだけど、この事務所には、このワンちゃんと出会うために行くことになったのかな?と思ったりもした。

 

 

次は正社員を狙おうと思い、夢にまでみた正社員でリモートでも働ける良い条件の仕事をゲットして、幸せに働いていたが、残業も多く、リモートで働かせてもらえず、疲労困憊しながらも条件の良さにひかれて、ひたすら耐え続けて出社したが、ある日突然出社すると頭が真っ白になり、考えることが不可能な状況になり、本当に仕事が全く出来ない状態になり辞めざるを得ず、退職した。

 

 

この時はさすがに落ち込み、こんな感じで、私の意向ではなく、強制的に辞めざるを得ない状況に陥る事が多く、「なんで何をやっても出来ないし、仕事が長続きしないんだろう」と自分に落胆して数ヵ月寝込んでしまった。

 

 

そろそろまた働こうかなと思い、その後は違う職種なら出来るかも?とバイトとか試したが、30個くらいある個室の名前を数日で覚えないといけないような飲食バイトをやっては、覚えられずに間違った席を案内してしまったりが続き、居ずらくなって辞めるなど、出来ない仕事をいくつか試してみたが、どれも長続きせずに終わった。

 

 

結局、以前に登録した、オンライン英会話を自宅でやるしかないかもと思ったが、調べてみると大量の日本人が講師として登録しており、とうてい私のレッスンの予約をする人なんて少数しかいないだろうから、あまり稼げないだろうなと思いつつも、選択肢がないのでやってみたら、これでようやく安定した収入を得ることになった。

 

 

多分、正社員を辞めて、他のバイトも私は出来ないんだと思わないと、オンライン英会話の仕事には辿りつかなかったと思う。

 

 

昔は、嫌な思いが続いても、頑張って辞めないようにしていたが、辛い思いが続く時は「辞めなさいよ」のお知らせなんだと今は思う。最適化というのは、自分の魂が望んでいる方向に自然に導かれていくことなのではないかな?と思う。

 

 

自分が意識出来る範囲で願う望みと魂が望んでいる事とが食い違う事があって、その場合は自然と魂の願いが優先されてそちらの方向に導かれるのではないかと思うようになった。

 

 

例えば、最近で言えば、健康のためにピラティスを勧められたので、個人経営のピラティス教室に行き体験レッスンを受けた。1回のトレーニングを受けただけで、上半身の姿勢がよくなったため嬉しいが、そのトレーナーとはいまいち相性が合わない。

 

 

そのため、大手のピラティス教室の体験を試してみたら、そこでは若いトレーナーが優しく指導してくれ、下半身をメインに行ってくれて、正しい歩き方を学んだ。本来であれば、当日に入会すると入会金が無料だが、たまたまその日は入会の案内する時間が空いていないとのことで、翌日まで入会手続きを延長することになった。翌朝になると酷い腰痛があり、そこの教室に入会する気がうせてしまったため、入会はお断りした。

 

 

両方を試した結果、どうちらも通いたくないなぁと思い、でもピラティスには興味を持ち、考えぬいた結果、自分で本や動画で学ぶ事が自分には合っているかも!と気付いた。そして、上半身と下半身の自分にとって大事なトレーニングの仕方は少し学べた。

 

 

こじつけかもしれないけど、私はこの2つを体験しないと、自分でピラティスを学ぶというアイデアに至らなかったため、このような体験をしたのではないかと思った。なぜなら、大手の教室への入会を散々迷いつつも、腰の痛みに参って、入会お断りのメールを送ったら、あんなに痛かった腰痛が急に治ってしまったのだ。これにはすごい驚いた!

しかも、1回のトレーニングがマンツーマンのため8千円位するため、この高い出費が続くと、更に仕事する時間を増やさないとなので、ちょっと負担だなぁという思いもあった。

 

 

そんなこんなで多分、その教室に入る事が私には合わないから、腰の痛みを使って私にお知らせしてくれたのかなと思う。

 

 

今までは、会社に入る時も辞める時も、何かに入会する時も辞める時も死ぬほど悩んだが、最近は自分で悩まなくても自然とそういう流れになったり、ヒントやお知らせがくるだろうと思うようになり、先の事を思い悩むことが少しづつ減ってきている。