今朝、急に自分が、独身者( 自分)に対して偏見を持っていた事に気付いた。




色々な場面で、「お子さんは?」「旦那さんは?」など聞かれて、その度に言い訳のように「結婚しそうな時もあったのだけど、上手くいかずで」といったような回答をしていた。




最近は、仕事でもお客さんに聞かれる事があり、その度に40半ばでいまだに独身でいる自分に恥ずかしさを感じていた。昔はよく、私の周りでは「クリスマスケーキと同じで、25日(年齢では25才)までに売れないと売れ残る」と言われていた。




あまりにも無意識に恥じていたため、気付いていなかったけど、今朝急に気付いた。




私は、クリスマスケーキのように、売り物ではない。買ってもらえるように、デコレーションを良くしたり、値段を下げたり、「買ってください」と宣伝する必要はない。何故なら、そもそも私は売り物ではないからだ。




パートナーがいる人や、結婚している人は、二人三脚のように、二人で一緒に人生を進む事によって色々な学びを得ているだけなのだ。




二人だからこそ起こる問題もあるだろうし、だからこその喜びもあると思う。

 



世間では、二人三脚の人生を選ぶ人が多かったため、一人で徒競走をしている私は、横を見て、「あれ?あちらも二人三脚してる」「あっちの人もそうだわ」「あれ?みんな二人三脚?」「私だけ一人で徒競走やってるけど大丈夫?」みたいな感覚に落ちいっていた。




「二人三脚の相手は?」「二人三脚の足に巻くハチマキどうしてる?」と聞かれる度にとまどった。「えーと、そもそも私は一人徒競走なんで。。。」




あまりにも「二人三脚」の種目がメジャーだったので、「一人徒競走」の自分を恥ずかしく思っていたが、それは今やっている種目が多数の人達とは違うだけなんだとやっと腑に落ちた。




なんとなく、自分の事を売れ残りのクリスマスケーキのように無意識に思ってしまっていたけど、もう「私を買ってください」と自己アピール(宣伝)したりしなくても良いのだと思うと肩の荷が降りた。




そもそも私は売り物ではなく、生き物なのだ。