とても久しぶりのブログ更新
皆さまお元気でお過ごしですか?
早いものでもう5月、GWですが
先月4月28日に参加した
素敵なイベントについて
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240502/13/betty2002miyabi/96/0c/j/o0810108015433303845.jpg?caw=800)
昨年11月に続いて第二弾
今回のテーマは長屋、落語は「不動坊」です。
ちょっとギリギリの到着になってしまい
既にいっぱいのお客さんでしたが
一番前の席が空いてました!ラッキー!
司会の方のご挨拶から
盛大な拍手に迎えられ傳枝師匠ご登場!
前回は板書でしたがパワーポイントで。
傳枝師匠初の試みだそうで。
江戸の地図が映し出されました。
江戸の人口は約100万人
人口比率は武士と町人が半々
居住地の使用割合は
武家地が69%、寺社地15%、町人地16%
ほとんど武士だったということです。
今回のテーマの「長屋」ですが
長屋の持ち主は地主さん
地主さんは町人の中でも身分の高い人で
「明烏」「鮑のし」「黄金の大黒」などに
登場します。
長屋の管理をする人が大家さんで
正式には「家主(いえぬし)」といい
町内の交番、役所のような役割を
果たしていたそう。
「小言幸兵衛」という噺の大家さんが
居住希望者へあれこれ質問しますが
自分の管理地区でトラブルがあったら
連座制で大家さんは責任を問われるため
どういう人なのかはとても気にしたそうです。
「大工調べ」の啖呵の部分を披露してくださいました。長い啖呵ですが、じっくり解説していただきよく理解できました。
傳枝師匠はネタとしては持ってないそうですが
ぜひやっていただきたいです。
長屋は小さい店が並ぶ商店街のようなもので
落語にもさまざまなお店が出てきますね。
また江戸の生活用水について
玉川上水は吉祥寺の井の頭池が出発点で
井戸の頭だから井の頭、
また江戸の水道が通っていた橋、水道橋
など、現在に地名が残っているというのには
感動を覚えました。
また、落語にちょくちょく登場する
「のり屋の婆さん」という人は
食べる海苔の「海苔屋の婆さん」だと
思っていたのですが、これは
洗濯糊屋さんで「糊屋の婆さん」でした。
労力がさほど要らず年を取ってもできる
仕事なので糊屋さんはお婆さんだったそう。
なるほどです!
傳枝師匠が作ってこられた資料の豊富さと
分りやすい説明で、長屋がよくイメージできました。
短い休憩時間を挟んで
「不動坊」を披露していただきました。
楽しい一席でした。
落語をより楽しむには当時の庶民の暮らしを
知ることが大切なのだなと思いました。
今回も盛りだくさんで大変勉強になりました。
終了後、見送りに出てきていた師匠
傳枝師匠
鶴川駅前図書館の皆さん
ありがとうございました!