とても久しぶりのブログ更新

皆さまお元気でお過ごしですか?


早いものでもう5月、GWですが

先月4月28日に参加した

素敵なイベントについて



昨年11月に続いて第二弾
今回のテーマは長屋、落語は「不動坊」です。

ちょっとギリギリの到着になってしまい
既にいっぱいのお客さんでしたが
一番前の席が空いてました!ラッキー!

司会の方のご挨拶から
盛大な拍手に迎えられ傳枝師匠ご登場!
前回は板書でしたがパワーポイントで。
傳枝師匠初の試みだそうで。

江戸の地図が映し出されました。
江戸の人口は約100万人
人口比率は武士と町人が半々
居住地の使用割合は
武家地が69%、寺社地15%、町人地16%
ほとんど武士だったということです。

今回のテーマの「長屋」ですが
長屋の持ち主は地主さん
地主さんは町人の中でも身分の高い人で
「明烏」「鮑のし」「黄金の大黒」などに
登場します。

長屋の管理をする人が大家さんで
正式には「家主(いえぬし)」といい
町内の交番、役所のような役割を
果たしていたそう。

「小言幸兵衛」という噺の大家さんが
居住希望者へあれこれ質問しますが
自分の管理地区でトラブルがあったら
連座制で大家さんは責任を問われるため
どういう人なのかはとても気にしたそうです。

「大工調べ」の啖呵の部分を披露してくださいました。長い啖呵ですが、じっくり解説していただきよく理解できました。
傳枝師匠はネタとしては持ってないそうですが
ぜひやっていただきたいです。

長屋は小さい店が並ぶ商店街のようなもので
落語にもさまざまなお店が出てきますね。

また江戸の生活用水について
玉川上水は吉祥寺の井の頭池が出発点で
井戸の頭だから井の頭、
また江戸の水道が通っていた橋、水道橋
など、現在に地名が残っているというのには
感動を覚えました。

また、落語にちょくちょく登場する
「のり屋の婆さん」という人は
食べる海苔の「海苔屋の婆さん」だと
思っていたのですが、これは
洗濯糊屋さんで「糊屋の婆さん」でした。
労力がさほど要らず年を取ってもできる
仕事なので糊屋さんはお婆さんだったそう。
なるほどです!

傳枝師匠が作ってこられた資料の豊富さと
分りやすい説明で、長屋がよくイメージできました。

短い休憩時間を挟んで
「不動坊」を披露していただきました。
楽しい一席でした。
落語をより楽しむには当時の庶民の暮らしを
知ることが大切なのだなと思いました。

今回も盛りだくさんで大変勉強になりました。
終了後、見送りに出てきていた師匠


大満足な楽しい1日になりました。

傳枝師匠
鶴川駅前図書館の皆さん
ありがとうございました!