6月5日、両国の江戸東京博物館での

三笑亭夢丸師匠の独演会に伺いました。


夢丸師匠とお呼びすべきですが

ご本人の許可を得て「夢丸さん」と

呼ばせていただいております。


「妾馬」がネタおろしということでした。

夢丸さんはネタ持ちなので意外でした。

とっくにもってらっしゃるかと思っていました。


また「妾馬」はよく聴くのですが

思い返せば芸協の方で聴いたことない!

そういう意味でもとても楽しみでした。


前座さんはなしで三席でした。


「悋気の火の玉」

本妻とお妾さんの激しい戦いの噺です。

「腹八分目の会」で聴いた噺なので

よく覚えていました。

女性のやきもちの恐ろしさを

陽気におもしろく演じられました。

しかし最初から飛ばすなぁ(笑)


「蜘蛛駕籠」

夢丸さんはあまり他の人がやらない

変わった噺をよくされる方なので

たまにこういうメジャーな噺を聴くと

かえって珍しいなと感じるくらいです。

また飛ばしまくる噺で大熱演!

これは上方の「住吉駕籠」が元なんでしょうか?

分かる方、教えてくださいませ。

楽しい一席でした。


仲入り


「妾馬」

記念すべき初演です。

前半二席、体力を使う噺でしたが

雰囲気ががらっと変わります。

ネタおろしとは思えない完成度の高さ!

聴き慣れた噺ですが、守備範囲の広い

夢丸さんらしさが存分に出ていました。

八五郎めでたく出世して幕。

気分爽快でした。


大満足でお開き。


私知らなかったんですが

この日は「落語の日」だったそうですね。

そんな日に夢丸さんの素晴らしい落語を

たっぷり三席堪能できて幸せでした!


落語を演じられる喜びにあふれていて

本当にうれしく思いました。

夢丸さんはまだお若いですが

とても腕のある素晴らしい方ですので

ぜひ私のブログ読者様にも

聴いていただきたいです。


夢丸さん、お疲れ様でした。

素晴らしい独演会でした。