5月9日のにぎわい座



こちらではなかなか聴けない
上方落語会でした。
なんと「探偵!ナイトスクープ」で
探偵をやってらした桂小枝師匠が!
スケジュールがきつかったですが
これを逃したらもう聴けないかもしれない
そう思って取ったチケットでした。

席は半分ですがたくさんのお客さん。
早々にチケット取ったおかげで良席!

さあ開演です!

月亭秀都さん
「兵庫船」
この会は旅がテーマで兵庫で船旅から。
西の旅の代表的なネタなのだそうです。
陽気でさわやかな秀都さん
良い旅の始まりになりました。

桂紋四郎さん
「池田の猪買い」
紋四郎さん、今は狛江にお住まいだそうで。
こちらでの活動が中心なんでしょうね。
今後情報を注意して見ておかなければ。
この噺は「北の旅」なんだそうです。
こちらの人間にしてみれば池田って
どこなんだろうとピンとこないですが
梅田から阪急電車で20分くらいだそう。
電車がなかった頃は遠かったんですね。
紋四郎さんもとてもさわやかでした。

桂文之助師匠
「住吉駕籠」
この会で唯一知っている噺でした。
旅は住吉大社にきたわけです。
熟練の師匠登場で雰囲気も変わります。
大阪の人は住吉大社のことを
「住吉っさん」と呼ぶそうで
それだけ親しみのあるところなんですね。
ベテランの師匠の芸を堪能しました。

仲入り

桂吉坊師匠
「淀の鯉」
童顔でとてもお若く見えました。
この噺は米朝師匠が書いた新作だそうで
長年演じられることがなかったという
とても珍しい噺です。
「おもしろくないんですわ。」と
最初に言われたけれど
そんなことなかったですよ。
しっかりおもしろかったです。
眠っている噺を掘り起こす人大好きです。
たとえおもしろくなかったとしても
残さなければいけない噺もあると思います。

桂小枝師匠
「愛宕山」
さあさあ、待ってました!
トリを取られるのは小枝師匠です。
イメージは「探偵!ナイトスクープ」のまま
明るいオーラを振り撒きます。
旅は京都にきました。
「愛宕山」は今の季節にぴったりです。
大阪バージョンなので鳴り物が入って
華やかにそしてにぎやかに
小枝師匠は本当に素晴らしく
とても上品な高座でした。
良い落語が聴けました!
この日のお客さんはラッキーでした!

大満足でお開き。



兵庫の船旅から始まって
池田→住吉大社→淀川→京都
今は旅行できないですが旅気分。
そして横浜にいながらにして大阪の気分。
良い心持ちでした。

また上方落語がくるのを
楽しみにしてます。