玄関を開けると













超笑顔の管理人




「Hiroko, ついに出ていくんだって?

  ちょっと、家の中確認して良い?」



以前に隠し撮りした管理人に

見せなきゃならない筋合いはないが、

ま、隠しだてするものもないので、



「どうぞ」



と、招き入れる。




4時に家具類を全て運び出してたから


家の中は、すっきりさっぱり。




めちゃくちゃ驚いてるご様子。





そりゃそうだ!


交代で私の事、見張ってたもんね!




「家もばっちり綺麗だし、

  もうちょい掃除すれば

  デポジットも、大半が返ってくるよ」




「それって、こっちの条件どおりで

  Okってこと」



「もちろん!ありがとう!!」




まあ、裁判になったり、

引っ越し代だせって言われたり、

一部屋700ドルって言われたりしても



不思議じゃなかったわけで、



向こうにしてみたら、





ほんと、「ありがとう!!」って


ことなんだろうな。





「とりあえず、その件、文書にして、

   きちんと送ってね。」




「もちろんだよ。


  明日の3時に家のチェックに来るから


  明日の分の家賃はサービスだから」




当たり前だろがっ!!






長かったオポとの生活と


もっと長く感じた大家との戦いは


弁護士の手紙後、たった1時間で


全て解決したのでした。





めでたしめでたし




と言いたいところですが、



あすの3時まで、気が抜けませぬ。