さてさて、本日はアジリティに関する

保存的な記事からスタート✨

 

アジリティで犬を障害物へ誘導させる時にかける命令を【コマンド】といいます。

コマンドについては基本的スタイルはありますが

様々な解釈があり、流行(!?)もあるので正規マニュアルがありません💦

それは犬を誘導させるテクニックの【ハンドリング】についても同じ。

 

もちろんレッスンで基本的な部分は先生が教えてくれますが

予習や復習がしたくて調べてもそれらしいモノもないし

そもそも世間のアジリティへの認識度も低いので

友人、知り合いに話しても「アジリティ?なにそれ?」というリアクション💦

だから自分より経験がある人に聞いたり

他の人のやり方を見て真似したり、と大変でした★

 

そこで私の認識整理と保存的な意味もありますが

少しづつご紹介していきますね✨

 

先ず...

【コマンド(命令)】には3種の方法があります。

 

(1)ディレクション・コマンド(声符/方向性を示す号令)

●ゴー、オン(方向性を前へ示す時)

●ヒール(右旋回/ハンドラーを中心に犬が右に回ること)

●ディスウェイ(左旋回/ハンドラーを中心に犬が左に回ること)

●バック(離れろという意味のコマンドで方向性を示す時)

 

声をかけるコマンド(号令)は個性いろいろで様々な言い方があるので

正解はありません。

 

(2)ボディーランゲージ(体符/体の向きで示す号令)

 

(3)ハンドシグナル(視符/手、指で示す号令)

 

そして...

コマンドを三位一体として、コース攻略を考えていくことを

ハンドリングといいます。

 

【ハンドリング(誘導テクニック)】

 

(1)フロントスイッチ

犬にハンドラーの正面をむけたまま位置を入れ替えること

 

(2)リアスイッチ

犬の後ろ側を通りハンドラーの位置を入れ替えること

 

(3)ブラインドスイッチ

犬の前を通り犬に背を向けた状態でハンドラーの位置を入れ替える

 

(4)中抜き

180℃に並んだ二つのハードルを手前から両方飛ばす

 

(5)S字ターン

ハードルをヒールサイドで裏飛びさせディスサイド側に犬だけまわす

 

(6)ジャーマン

ハードルを裏飛びさせてから犬をハンドラーの内側に入れる

 

(7)タンデムターン

ハンドラーと反対側に犬をターンさせるため犬をハンドラーと並ぶ位置まで

引き付けてからアウトサイドにターンをかける

 

(8)ケチカ

進行方向とは反対にあるハードルを飛ばさせるときハンドラーは進行方向を

向いたまま手で後ろ向きに払いターンをかける

 

(9)レイヤー

別の障害物をはさんで奥の障害物を飛ばすし

ハンドラーは飛ばす障害に近づかない

 

(10)フェイク

障害を飛ばす直前にハンドラーが位置を入れ替えること

 

(11)ヤッコターン

ケチカに似ているがハンドラーが障害と並行にたち犬を正面でとらえて

並行にある障害を飛ばすこと

 

...と、ざっと11種目💦

他にもあるそうなのですが私が知る限りではここまで。

 

(1)フロント(2)リア(3)ブライドの3種が基本になりますので

この3つだけでも犬をハンドリングすることはできますが

スピードを追求したり、犬を走りやすくハンドリングするためには

障害物やコースに合わせた様々なハンドリングができることが望まれます。

 

私達の先生はどちらも強く教えません。

なぜならばコマンドやハンドリングに拘ると型に捕らわれてしまうから、と私は理解しています。

その型を習得することだけに気持ちがいってしまうことは

伸びやかなハンドリングが出来なくなってしまうし

結果的に伸び代を自分で決めてしまうことになるのでは?とあせる

 

だから私とベティは自分達が難しい技ができても

そのハンドリング名がわかっていないことも多々あります。

でもその方が楽しく、ノビノビ走れていますよ(^_-)

 

 

先週の競技会ひらめき電球

 

ハードルへの踏み切りがちょっと早いと思うのですが

それがベティが決めた"ここから跳べる!"という間合いだと思っているので

矯正することなく彼女に任せています(^_-)

 

アジリティは一筋縄ではいきませんが

だからこそ犬と息を合わせて、上手く走れた時の感動は大きいのでした飛び出すハート

 

おしまい✨

 

管理人:ちな