はじめまして、所得伸び悩み研究者のラウドネスです。


さて、日本の経済成長率は、しばしば給与所得の平均値が
30余年も変化していないことからも、「変わっていない」と思う日本の
労働人口が右肩上がりです。


この見方はある意味正しく、ある意味間違っています。
理由は、このコロナ禍でも、コロナ前より打撃なく、
むしろ内部留保率が高まっている企業があるからです。

さらにその内部留保は私服を肥やすことに再利用され

貯蓄が倍増される国になりました。

 

政治家が良くないのです。

 

言葉は悪いのですが、

少なくしか稼げないような制度をつくってしまった上に、

さらにおいうちでもかけたいのか、その国民たちの財布から

ネコババするような制度を続けてきたからですね(笑)

皮肉にも、政治家の平均給与をビジネス換算すれば、

コロナ時代に、
最も伸びた分野がこの期の与党政治家であると、

いささかウィットを込めて語る大手商社のサラリーマンたちが存在するほどです。

どういうことでしょうか?

実は国会議員の平均給与は、一人2億から4億円/年と言われています。さぞ、このコロナ禍では家計の傷んだ国民からも

税金を一律巻き上げ苦しみを強いたことでありましょう(笑)

「医者になるなら、政治家になってビジネスをやれ」と
濁った教育をする最低な親たちがいるのも希少ながら実情です。

しかし、そのしていることや大物詐欺師と同じであり、
その給料たるや、贅沢の断じて許されない国民の税金であることを
お忘れの悪魔に心をうばわれてしまったかのような人たち
なのだと思います。

では、本題に入りますが、
日本が平均所得が上がらない理由は一体どこにあるのでしょうか?

要因はいくつかあるように国民には見えますが、そのすべての因は
日本人は権威を好み、個人優位性やカリスマ性を好む文化から枝分かれします。


初の良い技術を生み出すと、
当然いくつものみかえりが待っています。

それは当然高い給料だけではない場合も多くあり、
特許であり、カリスマ性などのみかえりです。
それは開発者が独り占めにできます。


時には、そこに教授という地位や、どこかで講義できる、
あるいは、どこかの有名どころから取材を受けるなどなど
様々な特権が付いてまわることもあるでしょう。


私たち日本人、ことに男性であれば
ことにその特権の王座をいつまでも独占し、
高い給与のほかに、賞賛の余韻に浸りたい野望が
無意識に働きやすい心理にあります。

 



政治家ならば、たとえば大臣などの職を辞したあとも、
まだ賞賛と高い給与に
浸りたい欲求を捨てきれず、

自分を優待してくれる先に天下りたくなるわけです。

 

まったく困った価値観です(笑)

 



しかし、せっかく世界初の技術を発明したりしても、
独占欲が強ければ強いほど、他にお金もまわらず、
多方面に技術も回さず、人材も育たず、個人から広い地域や、
ともすると、
日本全体の技術にまで発展するであろう産業の好機まで
ないがしろにし続けてきたのが、平成以降からの日本の傾向です。

 



また、日本人は発明力は高いのですが、

一人カリスマ性の権威に居座りたい衝動が強く表

れてしまうことが多いだけに、他に譲りたくない傾向に

傾きます。

 

また、
その技術のコラボを他の権威ある技術者と行うことで、
自分の権威が下げられないかを優先する余りに、


避けるか、

あるいはコラボしても大変小出しにするか、
遅くなる傾向が見られることが非常に多いわけです。

 

 

その間に、せっかくの大した技術は、

個人投資家に

買い回される事態も起こるわけです。

しかも、個人投資家の傾向は、技術思いで買うのではなく、

ただ闇雲に中長期を見据えた暮らしの足しで買うことの方が

知られているわけであります。

 




すると、

いつしかせっかくの類稀な価値の高い技術も、
労働者から忘れ去られ、廃れる方向に進むことも

絶えず起こる傾向の高い国民性です。

 

高いレベルの技術は、高価かそうでないかを問題にせず、

海外に買われることを防ぐ意味でも、

個人投資家などによって技術を闇に葬らせない意味でも、

一律国が買って、国の管理下に置き日本繁栄のために

手厚く保護するべきでありましょう。



それを根底より防ぐには、
日本人の心理の底に根付く、
島国根性や他者に譲りたくない個人主義を脱却する以外には
ないと長年の社会人生活のなかで考えて参りました。

 



その心理は、
上記に並べた以外にも、
経済を伸び悩ませるあらゆる方向に
おもしを投げかけ続ける最も大きな日本人全体の要因です。



また、日本はことに政治家になると、

なる前までの崇高なる動機を世にも簡単に忘却して、

国民を騙して税金を高く取るための
言葉あそびが過ぎる民族性があります。
(もちろんそれは日本人だけではないでしょう)

 

 

ただし、世界の国々と比べて日本人が違うのは
器用であり、発想力が豊かであり、
それは日本を潤す潜在能力が高いということを意味し、
非常にもったいないということです。



世界が既にしていて、

日本がしていないから

世界経済の平均成長並みに

豊かにはなれないことの要因として、
大きく足りない点が1つだけあります。



それは、

またも島国根性が大きくそれを阻害していると思っていて、
それが世界を余りに俯瞰していないことです。



世界のニーズは、日本の家電のようにたくさんの機能を
持っていることではなく、

その国その国の自分の所得でもじゅうぶんに買うことのできる
どうしても欲しい生活用品などの物です。

 

今もって昭和式の長の多さ、

役割分担が不必要に多くあるせいなどもあり、

ものづくりは人権費が嵩み過ぎる日本なのです。

私はこれをヤマタノオロチビジネスと呼んでいます。

実に日本の古きダメだめな問題群を自ら手繰り寄せている典型のエンドレスなバッドループビジネスモデルです。

 

これでは、すぐ決まるものも、すぐ進む筈のものも、

アタマ(リーダー)が多すぎ、

物事が検討ばかりでなかなか進みません。

 

そして、(日本経済が抱く)亀たちに次々にゴールインされ、

その結果、本性が円安となって露呈したのであります。

 

 

昭和を夢見る政治家は、

古い亡霊を

最新と信奉するので、現代世界経済には合わず

不要の副産物の法案の方が無駄に

生まれなくてはなりません(笑)。

 

それにしても、国会審査中に、

動物の動画を見たり、眠ったりしているのは、

昭和政治に胡座をかき、国民がアタマにないので、

政治家には不向きという国民判断になってしまいますね(笑)

とかく

非正規で働く労働者には、これがちっとも、おかしくないのです。

 

 

政治は良くも悪くも広範なドミノです。

(私はこのドミノをポリティカルドミノと呼んでいます)

一人の決定で、想像をはるかに凌駕した破壊力と

創造力との両局面を持ちますが、

生憎これらの想像力のない政治家ばかり台頭してしまったのが、

平成であり、令和初頭です。

 

 

法案しかり、ことに経済系の法案においては、

このポリティカルドミノが想像できない人は

今後は政治家に向ていないと、

私の直感から断言しておきたいと思います(笑)

 

そういう人は、

目の前にいざ億単位のお金が

積まれたならば、国民の暮らしなんか

いとも容易く忘却することでしょう(笑)

 

 




日本には、ほとんど日本生まれの日本人しか住んでいません。
日本というのは、この列島では外国とくに発展途上国から見れば
「比較的裕福」「比較的医療が受けられる」「比較的高い学歴を持つ」という
世界平均レベルから見れば「特権階級」が与えられています。



しかし、それが大きくヒット商品開発に邪魔をしてしまっています。




日本の外の世界の国々の限りないニーズを調べきろうとする
グローバルハンターとしての商機(私は平たく日本流に世界商人気質と呼ぶ)を
著しく減退させてしまうことがしばしば起こりかねません。



世界の国の生活の視点に立つ、発展途上国の国の生活の視点に立つことに、
たとえばビジネスで国際競争力の高い韓国にも見劣りのする日本であることからも、
その状況をとらえることができます。

また、他国の文化、もっといえば、同じ日本人に対しても、
他者の生活水準を決して見下さなければ、
器用な私たち日本人からは、無限に必要なヒット商品が
狭い日本だけに留まらず、グローバルに湧き出てきておかしくは
ないのです。



他者/他社の良さに学ぶことが大事です。
しかし、それではまだまだ表面の観察性しかありません。



もっと言えば、
自分より金が無いから、地位や学歴が低いから
取るべきとこなし、見習うことなしと、

捉えることが多少ともあれば、

ニーズを引き出す可能性への道を
永久に閉ざし兼ねないという、
視点で他者や他国を考えることが大切だと
思います。



そこに新たな人材育成と企業拡大と日本の優位性が、
無限の潜在能力となって構築されていくのです。

 



それは、よく伸びるビジネスの経営理念でも、
言葉や表現は違えども、よく使われる共通の繁栄的考え方です。

エゴを破ることから始め、
他者の利益を真剣に模索する企業や新テクノロジーの多くが
やがてレガシーやレジェンドになることさえ叶えてきたのは
それがあったればこそのことだと、

私は現実社会や多くのビジネス系著書などで
衝撃を受け続けてきた一人です。



日本人は、これらの脱却的視点を日常的に反復しながら(反省では落ち込み前向きなエネルギーを阻害してしまうので)
大切にし続けるならば、
勤勉な国民性だし、

必ず物心ともに世界一栄え続けることも夢ではない
と確信してきました。



(老獪の私以外は...笑)


 

 

 


今回は、所得伸び悩み研究者のラウドネスでした。
 

すべてお読みいただき、ありがとうございます(*^^*)

PSメンバーの皆さんへ

急いで書き上げてしまい、

読みにくいことがありましたら

修正をしてかまいません。