NEVER GONNA GIVE YOU UP/Rick Astley | travel in light years...

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気ままな旅日記|この日記を読んで、かつていたあの時間、その場所に帰りたくなるような気分になるといいなぁ|



ピート・ウォーターマンが探し当てた実力派メイル・ボーカリストと言えば、もちろんリック・アストリー!彼のヴォーカルの魅力はカバー曲「WHEN I FALL IN LOVE」を聴けば他アーティストとの違いは歴然。サウンドそのものがオールディーズな仕上がりになっているのも当然の事ながら、彼のヴォーカルまでもが同様な雰囲気があり、知らない人がこの曲を聴いた時、恐らく「いつ頃の曲?」と感じる程に個性豊かな美声の持ち主なのよ~。他アーティストの場合だとすぐに80年代の声だと判ってしまうわね。

まさに個性あるヴォーカルを武器にした、PWLが放つ究極の「爽やかポップ」の決定版!デビュー・アルバム「WHENEVER YOU NEED SOMEBODY」は全く申分の無いパーフェクトな仕上がりで、SAW以外のPWLスタッフが加わったアルバムの中では、他に例がない程のクオリティが高い作品となったの。

1stシングルで名曲「Never Gonna Give You Up」は実際カラオケで歌ってみると解ると思うけど、本当に難しい曲なの。どちらかと言うと「Together Forever」の方が普段のPWLポップに近いタイプで歌い易いわ。サビメロの「Never Gonna」の部分は通常はブレス箇所で、歌うとしても本来はバックコーラスが入るパターン。ここを全て一人で歌うのはとって~も肺活量を要するもので、この部分をあえてメインヴォーカリストに全て歌わせてしまうのがこの曲の個性的な魅力のひとつ。更にこの曲は、リックのようなパワーがなければ魅力が活きてこない。その証拠に今まで同様な歌唱方法によるカバーは存在していないのが事実。