Where The Wild Roses Grow | travel in light years...

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気ままな旅日記|この日記を読んで、かつていたあの時間、その場所に帰りたくなるような気分になるといいなぁ|

「今夜も遠くから~人殺しのバラード~が聴こえてくる、、、
 Nick Cave and The Bad Seedsのアルバム『Murder Ballades』からの先行シングル」


「Where The Wild Roses Grow/野薔薇」

Nick Cave and The Bad Seeds + Kylie Minogue


薔薇色の唇を持つ美しい娘 Eliza Day(カイリー)

娘の最初の男(ニック・ケイヴ)

彼に川下に生える美しい野薔薇を見せるからと誘われ
二人は真紅の野薔薇が生い茂る川へと、、、

恋人たちは川岸で寝転び
口づけをかわす

しかし彼の手には石が握られていた、、、

最期の記憶が遠のくを感じるEliza Day

頭を打ちつけられて殺されるEliza Day

頭上で微かに聞こえる笑い声、、、

白くなった顔
美しい娘のその口には一輪の薔薇が活けられていた




1995年1月にレコーディング
MUTE RECORDSより1995年10月2日リリース

恐ろしくも忘れられない奇跡のデュエットは数年来カイリー・ファンを自認するゴシック・ロック帝王ニック・ケイヴ様がお書きになったものである

カイリーは当初「Time Will Pass You By」をアルバムからのファイナル・シングルにする予定だったが、この死を思わせる物語のシングルに変更

結果世界的な成功を収める

UKチャートでは最高11位
UKインディー・チャートでは第1位
ヨーロッパ各国でもTOP10入り

1996年度「ARIA Awards」(オーストラリアの音楽賞)において
カイリーとニックは
Best Single
Best Pop Release
Best Song of the Yearの3部門を受賞

PVに登場する川に横たわる死体(カイリー)に絡みつく巨大な蛇が印象的よ

また、アルバムのラスト・ソング、Bob Dylanのカヴァー「Death Is Not The End」にも参加していて、こちらもお薦め