3月28日に女児を出産しました。
無事に…と言いたかったところですが、想像していた以上に色々なことがあった出産でした。
(今は私も娘も無事に退院し、自宅で過ごしています。特に娘は元気すぎるくらい元気です
)

39週検診の前日に前期破水してしまい、その際の破水量が少なかったためすぐに病院に行くという判断ができず(水っぽいおりものが出たと思っていました)
検診の際に破水しているとの診断がつき、即入院となりました。
その後、産科の医師も助産師もすぐに陣痛が起こるだろうと思っていたようでしたが、なかなか陣痛が起こらず、
また破水から時間がたってしまったため私の熱がどんどん上がってしまい、
38度まで熱が上がった段階で、夜間の時間帯でしたが陣痛を誘発することになりました。
陣痛誘発剤の投与で陣痛は起こったのですが、陣痛の強さが足りず、若干微弱陣痛のままお産に臨みました。
分娩時は陣痛の強さが足りなかったことと、高熱(おそらく39度近くあったと思います)で
意識朦朧、理性も失った状態での分娩となってしまいました。
そのせいで上手くいきむことができず、娩出に時間がかかってしまい、吸引分娩の適用となりました。
厳重に管理していただきながらの対応だったので娘は無事に生まれ、とても元気な産声を聞くことができました。
ところがホッとしたのもつかの間、私は普通の3倍以上の出血をしており産後の肥立ちが悪く、感染症による熱も産後3日以上続き、
また娘も感染症はなく、結果として健康優良児の太鼓判を押してもらう…という結果になったのですが、
分娩時の吸引と時間がかかってしまったことによるストレスで出産した日とその翌日午前中に何度か嘔吐の症状を生じてしまい、
NICUに入院することになりました。
私も娘も、ほぼ予定通りに退院でき、今は家で過ごしていますが、
とにかくこの出産では多くのスタッフの方(産科主治医はもちろんのこと、MF-ICUの助産師さん、NICUやGCUの医師、看護師、臨床心理士、ほか関係者のみなさん)に
助けていただきました。
特にNICU・GCUの関係者の皆さんには、娘のケアはもちろんのこと、
産後1日で娘を入院させてしまった、という後悔と自己嫌悪に陥っていた私のケアまで
十二分にしていただき、「本当にこの病院で生んでよかった」と何度も何度も思いました。
ありがとうございました。
今はなかなか回復しない自分の体調に悩みながらも、元気すぎるくらい元気な娘との生活を楽しんでいます。
この約2年半は直腸がん告知~手術~入籍・結婚~妊娠~出産、と人生のビッグイベント続きの期間でした。
この期間を支えてくださった皆さんへの感謝を忘れず、一日一日を楽しみながら大切に過ごしていきたいと思います。