※過去の振り返り記事です
手術前にも色々と話を聞いてもらった友人の精神科医(38歳、独身、イケメン)に、経過の報告も兼ね、また会って話したい、と伝えたところ快くOKがもらえました。そして彼の知人の腫瘍内科医のドクターにも会わせてもらうことになりました。
約束場所には私が先に到着。
腫瘍内科のドクター(Y医師)は遅れて到着するとのことだったので、先に友人の精神科医(G医師)が現れました。
そしてG医師は到着するなり半泣きに…w
「何でそんなに平然としてるんだよぅ…(涙)」
と、完全に医師ではなく一人の友人の顔になっていました。
まあ、状況をちゃんと伝えていない私のせいもあったので、病理検査結果報告書を見せたり、これまでの外来の経緯を話したり、あとは私の今の生活や身体の状況を詳しく話すと、ようやくいつもの調子に復活。
彼の専門科は精神科なので、外科や内科の視点からのコメントは迂闊にできないけど、と前置きしたうえで、これからがんという病気と対峙していくにあたっての精神状態は非常に良好だと思う、というお墨付きをいただけました。
精神科の医師として術後のがん患者にも接した経験が多いG医師の話は、今後の自らの立居振舞、気持ちの持ち様について多くの示唆がありました。
私は術後も、ステージが想定より上がってしまっていたときでも、比較的冷静に・・・というか飄々としていたのですが、やはり実際は程度の差はあれ、術後のがん患者はうつ状態になる人が多い、とのことで、その点をとても心配されていました(なので顔を見た時に半泣きになったらしい…なんて良い人だ!)。
「術後のうつは外科医の範疇じゃないのかもしれないけど、でもここまでが外科、こっから先は精神科って切り離して考えられる話じゃないよね~」とか、緩和ケアとか、がん看護外来などの話をしていると、Y医師が到着。
初めてお会いするY医師は身長180cmくらいのナイスミドルでした。素敵なおじさま!
Y医師からは客観的な視点での話を聞きたかったので、ひとまずO医師の意見はお伝えせず、病理検査結果報告書を見せて、過去のメモを振り返りながら可能な限りの情報をお伝えしました。
途中、色々質問されたり、私のQOLの考え方などについてもつっこんで話をしたりもしました。
Y医師の結論としては、ケモを強くは推奨しない、でした。
※理由も詳しく説明していただき、参考になるデータなども教えてもらい、とても納得性の高い意見だったのですが、私は医師ではありませんのでここでは詳細は割愛します
この段階で私の気持ちは、ケモを受けるか否かは50:50の状態だったので、
(う~~~~~~~~む、どうしよう・・・)
という状態に陥ってしまいました><
ただ、この日は外科のO医師とは違った視点(精神科や腫瘍内科)の考え方や意見をたくさん聞くことができ、自分の考えを整理するにあたっても新たな軸を得られたのが大きな収穫でした。
帰り道、彼にもまた詳しく相談したいとメールをし、帰宅してからじっくり話し合うことができました。