昨日は手術前最後になる「はず」だった問診でした。

が、

諸事情によりあと2回、診察が増えてしまいました><。最悪。そのせいでイライラしまくって、母親やら彼に当たり散らしましたが、諦めて診察に行きます。

 

「最悪」と書きましたが、今振り返ってみると最悪なのは前述の母親や彼に対して、あと主治医のO医師に対する昨日の私の態度だったなあ、といい年した大人が絶賛反省中です。

 

O医師に対しては完全に悪質クレーマーと化していました。どうせ最終的には治療放棄するか言うことに従うしかないということや、仕事は最悪どうにかなる(頭下げればすむこと)ということはわかっておきながら、意味不明なことを言ってごねまくりました(といっても時間にしては3分くらいでしたが。仕事でもクレームいれるの苦手なんです・・・)。

結局最後には

 

O医師 :本当に申し訳ないね、あと2回お願いね。

私 :いえいえ・・・こちらこそごねてしまってすみませんでした。

 

という形で収まったのですが、一連のO医師との会話の中で刺さった言葉が(これは最初に見てくれた消化器科のU医師も言っていたのですが)

 

今なら、95%以上の確率で命を救ってあげられるから

 

という言葉でした。

 

最初聞いたときは

(まあ今のところ転移の所見ないし、ステージ1の内視鏡か腹腔鏡か迷うレベルの大腸がんだしね。そりゃそうでしょ。)

なんてさらっと流してましたけど、会計を待ちながら色々考えを整理しているときに

(直接的に「命を救う」なんて堂々と言えるのは医師くらいなもんだよな~・・・)

と当たり前っちゃあ当たり前のことを改めて考えたりしてました。

 

・・・と、前置きが長くなったのですが、私はこれまでの友人関係やプライベートの関係、また、仕事の関係から医師の友人や知人がそこそこたくさんいます。

中学校は進学校だったので医者の子供が多かった(そして実際に医学部に進学する人も多かった。地元の大学の医学部医学科は出身中学の占有率は多い年は2割くらい・・・)、浪人した時に医学部医学科志望の人とたくさん知り合いになった、大学が総合大学で医学部があったので繋がりが出来た、コンサル時代に医療関係者と一緒に仕事をする機会がとても多かった、などの理由です。

 

大腸がんが発覚するまでは大病することもなく、医者は縁遠い存在、むしろ「うちの親が医学部進学を強要するような親じゃなくてよかった~」なんて言い放つような感じだったのですが、ここにきて頻繁に急性期病院に通うようになり、医者に対するこれまでの歪んだ認識が揺さぶられています。

 

お勉強できたから医者になったんでしょ、とか、(特に開業医は)後継ぎで道が決まっていたんでしょ、とか、コンサルやってたときに裏側のドロドロした実情を知ってからは、色んな人がいるのはわかってるけど私は医者にならなくてよかった~、との思いをとても強くしていました。

 

ですが、入口はたとえ「成績が良かった」であったにせよ(特に私が住んでいたような地方都市だとその傾向が強いんでしょうが)、「命を救える」ということを堂々と言えるようになる、ってやはりそれが例え「職場」で見せる一面にせよ素晴らしいことだな、と思ったわけです。

医師の友人知人とあまり深く話したことはないのですが、医師の医師たる誇りってこのへんにあるのかな~と、月並みだし、結局そこかよ、みたいな結論ですが、思い至ったのでありました。

(しかし、いくら誇れる職業であるとはいえ、勤務医の給料安すぎだろ!とは常々思ってますが・・・)

 

ちなみに私の自分の仕事に対する誇りは(業務内容はあまり詳しく書けませんが)、自分の仕事を通じて雇用を生み出せたときとか新しい事業を生み出せたときとか、あとはやはり業績を伸ばせた(自社、お客様問わず)ときですかね。。。

 

あー早く手術終わって復職して、ばりばり働きたい!