※過去の振り返り記事です

 

さて家から1時間強で医院に到着。

本日検査を受ける旨を伝えて受付をすませ、診察のフロアへ。

最初はドクターとの問診です。私より7~8歳くらい上の気さくな雰囲気の男性医師です。

問診では、これまで便潜血陽性になったことはあるか、他の疾患の有無、内視鏡検査の経験はあるか、家族に大腸がんだった人はいるか…等々聞かれました。あと鎮静剤を希望するかどうかも聞かれました。

鎮静剤は念のため、という気持ちでお願いしました。メイラックスでした。

 

それから着替えのために部屋を移動。

使い捨ての検査着で、ズボンはお尻に穴が開いています。

金属が入っていない下着だったら脱がなくてもいいので女性はワイヤーが入っていないブラをしていくのがおすすめ!

 

そしていよいよ検査です。

左側を向いて横になります。お尻を突き出す体制です。

横になったらバイタルチェックのため、看護師さんが脈拍と血圧測定用の機械を付けてくれます。

そしてしばらくしてドクター登場。

まずは肛門に薬を塗りがてら直腸診です。この時点では特に痛みなどなし。直腸診の結果は問題なしでした。

 

そうこうしているうちに、いよいよ内視鏡の挿入です。

使ってもらった内視鏡はなんと9.2mmの細さ。かつて仕事をしていたときに見せてもらったのが13mmくらいの内視鏡だったので細さにびっくりしました。

あと、腹部の膨満感を抑えるために、空気ではなく二酸化炭素を送気してくださるとのこと。安心材料が増えていきます。

 

内視鏡の挿入中は40代後半くらいの看護師さんがずっと「大丈夫、大丈夫」と声をかけてくれながら、赤ん坊をあやすように肩をポンポンとしてくれていました。すごい安心感。

 

10分くらい経過したところで、体制を変えました。仰向けになって膝を立て、右足を左ひざに乗せます。

ドクターからも「腸も綺麗なので最短距離で綺麗に入っていますよ。もう少しで終点につきますよ~」と声がかかりました。

終点についてからは後は抜くだけなので一安心です。特に滞りなく入っていったので、画面を見つつドクターから説明を受けながら検査が進んでいきます。

ここが虫垂、ここが小腸との境目、これは憩室ですね~でも炎症はないから問題ないね、う~んなんで出血したんだろう?こんなきれいなのに・・・

などと話ながら検査も後半戦へ。私も鎮静剤で若干ぼーっとしながら(腸の中ってプルプルで綺麗なピンク色なんだな~)などと考えていました。

 

 

 

しかし・・・!

 

 

 

「あ~~いたっ!!!」

 

とドクターがかくれんぼで最後の一人を見つけたガキのように言いました(笑)。

 

「こいつが犯人だ!」

 

画面を見てみると結構大きめのポリープ・・・腫瘍?見た目はピンクでまん丸でプルプルです。

20mm超あるとドクターは言っていました。

 

「生検」

「Rs」

「Ra、Rbは?」

「20…25mmくらいかな?」

 

などと一気に慌ただしくなります。

ドクターがつぶやいた言葉の意味は全てわかりました。

(ああ~直腸の奥のほうにあったんだな~生検だから癌化の可能性高いってことか~しかも今切らないということは大きめってことだね)

と、冷静な自分がいました。

 

一連の処理が終わって数分で検査は終了。

着替えを済ませて診察室に戻りました。

 

戻るなりドクターから

「率直に言ってね、早期の大腸がんだと思う」

「1回しか提出できなかったのに見つかって本当によかったよ」

「小さいポリープだったらさっきの検査の時に切ったんだけどね、大きいと癌を取りきれないから設備の整った腕が素晴らしい先生に対応してもらったほうがいい。だからXX病院のU先生を紹介するね」

・・・と、他にも大腸がんという病気の説明を加えつつかなり私にあったムンテラをしてくれました。

 

そしてあっという間にU先生の予約完了。

生検の結果を後日受け取りにいく約束をして、私の大腸内視鏡検査デビューは完了しました。

 

お会計をすませ、夕方から会社に行く予定にしていたので会社へ。

しかし前日夜から何も食べていなかったのでさすがにふらふら。休憩がてらゆっくりお昼を食べました(もちろん消化に良さそうなもの)。

 

お昼を食べながら彼にもメール。

 

「25mm前後の腫瘍があり、たぶん早期のがんとのこと」

「生検に回してもらってる。去年くらいに気づいていれば内視鏡検査でとれたらしいんだけど」

 

さすがに彼も予想外だったようでした。