管理人(まっちゃん)はサラりーマン時代に趣味といえるほどのものは無く、会社の仲間とする麻雀とゴルフぐらいのものだった。沖縄は冬でも暖かいしフ゜レ-代金も安いので一度コースに出てみたが、楽しむことが出来なかったのはコースとかメンバーがどうだとか言う事ではないことはうすうす感じていた。ゴルフに出会った若い頃に河川敷のコースで自分でバックを担ぎ、先輩に早く走れと言われながら一生懸命ボールを追いかけていた時は楽しかったことを思い出した。やはり今までやった事のないことをするのが楽しいのではと考えるようになった。海の自然がすばらしい沖縄に来てゴルフより楽しい事に出会ったのがゴルフを楽しめないひとつの要因だと言うことが判ったので、早速ゴルフ道具を那覇のショップに売却し、そのお金でウエットスーツを購入した。(海の中に入っての遊びはこれから)

宿のある今帰仁村は車で20分も走れば静かで綺麗な海岸があちらこちにあるので、流木・コーラル(琉球石灰岩)・シーガラス(ビンの破片が砂ですれて角が丸く表面がザラザラの状態)を拾うため毎日のように出かけて、人もほとんどいない海岸を島ぞうりと短パンTシャツで歩いてみた。流木がないとドライブがてら本島最北端の辺土岬まで走ったこともあり、愛車のムーブも半年で走行距離が一万キロにもなった。

宿の庭は海で拾ってきた物で造ってみた。テーブル、椅子、植物の支柱は流木で、花壇の縁石はコーラルを使い、そして宿の入り口付近はコーラルを埋めてその上に砂利と珊瑚を敷いている。下手な説明しているうちになぜかしょぼい安宿のようになってきた、お客さんに来てもらえないようになるのでこの辺で終わります。