次男の特別支援学校の最初の一週間。 | esのブログ

次男の特別支援学校の最初の一週間。

4月15日月曜日

次男の特別支援学校が火曜日から始まる準備として、校長先生と担任の先生と打ち合わせ。

10時に集合だったが、やや遅れて到着。

 

着いたら、玄関で校長先生、担任の先生2人が迎えてくれた。あと、申し訳ないけど名前が覚えられない3人の先生が来てくれて、今後の次男の学校生活について相談をした。

まず、次男はゆっくりとなら歩けるが、急いで移動はできないので、日本では自分の車椅子を非常時用に学校に置いていた。しかし、今回、やや簡易の車椅子と、ガチの車椅子の両方をドイツに持ってくることは、マンパワー的に無理だった。そのことは事前に校長先生と相談していて、学校に次男に適切な車椅子があれば、非常時に使わせて貰うことになっていた。その調整が第一。

その後、日本では学校と通学バスの送迎の手続きが一体化しているが、ドイツではバスの送迎については市の運営にあるようで、そのための打ち合わせ。出国前に、市に送迎バスの助成申請をしていたので、その内容確認。家の前に来てくれるが、登校時は5分経つとバスは行ってしまい、帰宅時は15分は待ってくれるらしい。おそろしい。しかし、こんなときのためのAirTagですよ。その後もほぼばっちりとお迎えのためにも役立った。

そのあと、担任の先生といろいろと意見交換をして、火曜日のことも相談する。火曜日は初日で他の生徒たちとも通常の1日を過ごすことになるが、それを私たち両親も見ておいて、場合によっては先生から質問や説明を受けるということになるという。日本では先生とのやりとりは紙の連絡帳的なもので行うが、先生たちとはWhatsAppというLINEのようなもので連絡することになった。大学ではこれでやりとりしているが、結構いろんなことに使うような。

ここで問題が一つ生じる。先のバスの送迎のさいの「助成」の説明を日本に居るときにメールとZoomで聞いていたのだが、チャイルドシートについてはやや食い違いがあった。てっきり、登下校のバスのチャイルドシートについても助成があるのかと思っていたのだが、それは別で、手に入れないといけないとのこと。帰りに長男の子育て時に通い倒していたお店を探すもなかなか高価なものしかない。結局、帰宅してAmazonでやや手頃なMaxi Cosiのものを見つける。チャイルドシート(どっちかいうと、ジュニアシートで背もたれを外さなくてもかなり大きくなっても使える)なのにIsoFixがついているというのは、ちょっと驚いた。

 

4月16日火曜日

次男の初日。朝の8時から8時30分が登校時間。私たちは長男を日本人学校に送り出してから、地下鉄に向かう。学校の玄関では担任の先生がコーヒーを片手に生徒たちを迎えてくれる。そのラフさにほほう、と感心する。そもそも先生当たりの生徒の数が少ないのが素晴らしい。ほぼ、マンツーマンである。

教室に次男と通されたら、生徒は全員で5人ぐらい。今学期は特に少ないらしい。コーヒーでもどうかとすすめられる。ミルクと砂糖はどう?と聞かれるが、砂糖はなかった。先生のなんかポリシーらしい。ちなみにミルクは植物性だった。

毎日、朝の会をするが、することも毎日変えて、今日は何曜日か分かるようにするという。歌を歌って、ラップをみんなでする。生徒と先生が輪になって、手拍子と共に先生がラップを指導するが、節回しはクイーンのWe will Rock You!次男も好きな曲なので、変なところで喜ぶ。

そのあとはいきなりの朝食。なるほどな〜、朝はみなさん忙しいんで食事を取れずに登校することが多いので、朝食を持参してくる。したがって、うちも学校のある日は次男も少なめの朝食にすることになった。その後、音楽を聴いたり、日本で言う自律支援室的なところで運動をしたり。psychomotorischという言葉で先生は説明してくれたが、これは日本語では「精神運動的」とか言われている。ちょっと訳語が違うようにも思うが、やや観察してみたい。音楽室にはギターやアコーディオン、キーボードもあり、次男は楽しく弾きまくっていた。見たことがない琴やハープの種類のものもあり、ここでは音楽とリラックスすることも行うらしい。

驚いたのは、水泳もするよと聞いていたのだが、地下に15メートルほどの温水プールが。見た目はお風呂ですよ、お風呂。私たちのゲストハウスは広くて天井が高くて素敵なのだが、風呂がない。うらやましい。次男がプールで泳ぐためには、専用の水着か、普通の水着のしたに水泳用のオムツが必要とのこと。専用の水着の情報をあとでSNSで送ってもらったが、なかなかの高額。安くても75ユーロはする。1万円以上の水着は手が出ないな〜。調べてみれば普通の水着とオムツの組み合わせで、1年間泳いでもたいした額にはならない。したがって、専用の水着はなかったことに。そもそも泳ぐことは念頭においていたのだが、温水プールがあるとは思わなかったので、私たちの水着と共に船便で送ってしまった。

次の日のバスのことを確認して帰宅。明日からは次男、一人でのバス登校になる。バスは日本の通学バスほど大きくなく、ハイエースと同じぐらいか。その分、数はたくさんあった。

 

 

4月17日水曜日

次男の一人バス登校。7時45分ということだから、長男の出発の8分後。ほぼ同時なので、特に連れ合いが大変である。長男の日本語学校はお弁当なので、これも月曜日から始まっている。とはいうものの、長男も起きる時間がややブレはあっても、しっかり7時ちょっと過ぎには起きているのでがんばってくれている。当たり前だが、ドイツ語表記しかない地下鉄の駅で、二つの路線が来るもんだから乗り間違えとか、乗り過ごしもすでにやっちゃっている。しかしそのためのAirTagと「iPhoneを探す」機能ですよ!4月中は日本のAmazonで買ってきたSimカードを使えているので、LINEでメッセージも通話もできる。パケ死しないか心配だが。

そしてバスが来て、なかなかのヒッピー的な明るい髭の運転手さんに乗せられて、次男は泣きもせず出発。明日からは7時40分になるという。