2024年8月24日(土)第28節 VS 名古屋グランパス 湘南ベルマーレ公式サイト
誰のために応援している?
天皇杯に続きセットプレーに沈む。
コーチングスタッフの準備が足りないのか、
準備したものを選手が実行できないのか。
どちらにしろセットプレーでの失点を
減少させないと上に行くことはできない。
本気で早急な対策が必要。
対策も実際の守備も本気でやらないと、
現状は打破できない。
選手能力の把握など、すべてをひっくるめて、
油原丈著GKコーチ、どうにかしてください。
名古屋の攻撃を見ていて、最低でも
勝点1はもぎ取らなければいけない試合だった。
名古屋があれだけのメンバーで
なぜこの現在地なのか、と疑問だったが、
早々に先制点を与えてしまったせいなのか、
攻撃は全然怖さを感じることがなかった。
しかし、それ以上に怖さがなかった湘南の攻撃。
試合後のブーイングは事態を打開できなかった
選手全員に送られたものであろうと思う。
ミドルシュートを放つわけでもなければ、
リスクを負ってでも前へ攻め込むわけでもない。
「どうにかして」とサポーターが思っているときに
リスク回避が最優先の攻撃では、
ファン、サポーターの不満が募って当然。
相手のほころびを見出せなかったにしても、
もう少し気持ちを前面に出して、勇気を持って、
名古屋陣内に入って行ってほしかったとは思う。
もちろん、それが簡単なことではないことは
理解しているけどね。
この名古屋戦、イベントの影響もあってか、
スタンドの盛り上がりは良かったと思う。
試合前はね…。
試合中のゴール裏、夏バテしているのか、
首位町田に勝ったチームだからと強いと
勘違いしているのか、勝てる雰囲気を、
絶対に勝つんだというと強い意志を
発信するゴール裏ではなかった。
誰のために応援しているのだろうか?
コールリーダーのため?
コールリーダーが振り返ったときだけ
一所懸命に応援している姿、理解できない。
湘南の選手に奮起してほしくて、
躍動してほしくて、応援しているのでは?
その応援で湘南の選手が躍動して、
活躍して勝利できたら、幸せなのは自分。
だからこそ、応援しているのではないのかな。
応援で勝点を獲れる試合なんて、めったにない。
一所懸命応援したって、勝てないことも多い。
本当にめちゃくちゃ割に合わないし、非効率。
それでもめったにないけれども、応援の力で
奪えるゴール、守り切れるゴールがあって。
それを実感できて勝つことができたときこそが、
それこそ究極な幸福なわけでね。
資金力にも人脈にも恵まれていて、
サポーターが一所懸命に応援しなくても、
勝利できるチームがあることも否定しない。
しかし、おれたちの湘南は残念ながら、
そういうチームではない。
1勝するだけで歓喜の涙を流してしまう
サポーターがいる、そんなチーム。
だからこそ、遊びなんだけど遊びじゃない、
そのくらいの気持ちで相手はどこであろうと
本気で戦わないと、勝てる試合も勝てない。
まだまだ湘南はそのレベルのチーム。
勘違いしていたら、勝てる試合も落としてしまう。
敗戦後に選手や監督を批判する前に、
まずは自分がやれることを全力でやる。
そうすれば敗戦も自分のことと捉えられるし、
自然と選手に寄り添って、感情を共有して、
より一緒に次の試合へ向かうことができる…
のではないかな、と思う。
この2試合の停滞で、立ち位置は厳しくなった。
多くのチームを残留争いに巻き込めたと
思っていたが、突き放されてしまった。
現実は全然甘くない。
しかし、それは2024年に限ったことではない。
おれたち湘南はそういう状況を乗り越えてきた。
2024年も、全員の魂を結集させて乗り越えよう。
まだ8月だけど、もう残り試合は10試合しかない。
とにかく勝点を拾って、ひとつでも上へ行く。
そのために、自分にできることを全力で。
次節はAWAY鳥栖戦。
鳥栖は生き残るために、必死で来ることは必至。
その鳥栖の気持ちの本気さに負けることなく、
その鳥栖を上回るくらい必死で、本気で戦って、
とにかく鳥栖から勝点3を奪い取りって、
鳥栖を沈めて、自分たちが浮上する。
応援をやっているフリではなく、
どれだけ本気で声を出して、後押しできるか。
誰のために声を出すのか、応援しているのか。
自分が愛する湘南の選手のため、最終的には
自分の歓喜(幸福)のため、本気でやるだけ。
そろそろサポーターも目を覚ますべきとき。
とにかく勝利という結果のために、
自分たちがやれることを「本気で」やるだけ。
スタジアムで選手が目の前にいる間は、
とにかく勝利に向かって前向きな雰囲気を
発信するゴール裏を作り上げたい。
試合終了まで気持ちを切らすことなく、どんな
状況であっても、緩めることも諦めることもなく、
最後までやりきろう。ピッチもスタンドも。
おれたち湘南はもっとやれる。