2024年6月1日（土）第17節 VS ガンバ大阪湘南ベルマーレ公式サイト

悪循環から脱したい

守備面ではほぼほぼ崩されることもなく、

攻撃面ではボールを圧倒的に保持して、

相手の4倍ものシュートを撃つものの、

しかし結果は1-2で敗戦。

J1レベルとは言えないパスミスとPK献上。

どちらも防ぎようがあったどころか、

そもそも発生させてはいけないプレー。

普段がんばっているからとか、

過去の試合でその選手によって救われたとか、

そんな免罪符は通用しないミスでの敗戦。

このようなミスをしている限りは、

どんな名将がどんな策を練ったとしても、

どうにもならないよね…としか思えないわけで。

1失点目も2失点目もどちらも、

湘南が継続的に攻撃しているにも関わらず、

ゴールを奪うことができず、その合間の

ちょっとしたエアポケットのような時間に

簡単に失点してしまっている。

その継続的に攻撃しているときも、

ペナルティエリア前までは持っていけるものの、

そこでエリア内へ、または前へ勝負を仕掛ける

選手は少なく、安全策なのか、自分で

ボールロストしたくないのか、横へはたくか

後ろへ下げるかという選択ばかり。

エリア内に入っても、自分たちからエリアの外へ

ボールを出して、サイドからクロスを上げるが、

既に時間がかかっているから、相手DFの数は

十分に揃っていて、跳ね返されるだけ。

自分たちが失点するとき、数が揃っているのに

失点していることが多い。なぜ、その逆を

やってやろうと思わないのだろうか。

前節の磐田戦、山田大記にやられた1失点目、

エリア内に湘南の選手がたくさんいたのに、

やられている。その失点は記憶に新しいはず。

また磐田戦の3失点目だって、エリア内や

シュートコースに湘南の選手の数は揃っていた。

しかしLEO GOMESに豪快に決められた。

その際、シュートコースに入ったLELEに当たり、

絶妙なシュートコースになってしまったのだが、

こうしたことだって、記憶に新しいはず。

シュートコースにG大阪の選手がたくさんいて

壁に見えて撃てなかったとは思うが、遠目から

シュートを撃つことをビビッていたように感じた。

ドリブルやミドルシュートについて、選手間の

技術の差があることは当然なのかもしれないが、

前に行かない選手は相手にとって怖くない。

ビビッて前に攻め込んでいけないメンタルなら、

監督はそんな選手を起用すべきではない。

ただ、普段の練習で、相手に引かれたときは

無理して攻め込むのではなく、やり直して

とにかく崩して行きなさいという指示をして、

そういう練習ばかりしているというのであれば、

それは別の話になるわけで。

馬入での練習が非公開練習ばかりで、

全然わからないので、実情は不明だが…。

練習が公開されていて、こういう練習をしていて、

こうやってゴールを奪おうとしているってことが、

サポーターにも共有できていれば、もう少し

フラストレーションも解消されるかもしれないが、

それがわからない現状では、同じような状況で

湘南がやられたことを、湘南は相手に対して

できないじゃあ、イライラしかしないよね。

非公開練習にしても、これだけ相手に

やられまくっているんだから、練習を非公開に

する意味なんてあるのかな…って思うし。

こうしたことも含めて、いろんなことが悪循環に

陥っていると憂いてしまうわけで、

ホントにどうにか悪循環から脱したいと思う。

鈴木淳之介のCB起用が思ったより通用したと

いったプラスの捉えることができることもあった。

キムミンテと畑大雅の離脱はもちろん痛手。

しかし、別の選手にしてみたらチャンスであり、

こうした小さなチャンスをモノにできるかどうかで

その後のサッカー人生だって変わってくる。

G大阪戦で出場した鈴木淳之介だけでなく、

松村晟怜や吉田新にといった選手にとっても、

出場できるコンディションなら絶好のチャンス。

ぜひ出てきてほしいと願っているし、

こうした選手が出てくることこそ、チーム力の

アップにも直結するわけで。

「ふたりいなくてヤバいじゃん…」って思うより、

「ピンチをチャンスに換えてくれ！」って

思うほうが、いい雰囲気になる気がする。

2点差を逆転される試合を見せつけられても、

ミスで自滅する試合を見せつけられても、

湘南を愛する気持ちや、試合中は全力で

支えていきたいという気持ちは不変であって。

不満の残る結果や試合内容で、順位だって

降格圏内にいるけど、全然絶望する差じゃない。

自分たちでまだ這い上がれる場所にいる。

前向きな雰囲気を無理矢理にでも発信し

続けていきたい。特に試合中はね。

雰囲気を荒らしてもいいことなんて、何もない。

盲目的に信じろ、というわけではない。

湘南が勝利するために、その場所にいる

自分に何ができるのかを真剣に考えて、

とにかく1歩でも半歩でも前進できるように。

望んでいないインターバルであるけれども、

せっかくのインターバル。反撃の狼煙を

上げるための有意義なものにしてもらいたい。

選手も監督もサポーターもリフレッシュして、

6月16日に名古屋で勝点を奪い獲れるように。

おれたち湘南はもっとやれる。

湘南1-2G大阪