2023年4月1日（土）第6節 VS ガンバ大阪湘南ベルマーレ公式サイト

2023HOME初勝利！

2月18日AWAY鳥栖戦以来の勝利。そして今季HOME初勝利。

やっぱり勝利っていいね。当たり前だけど。

町野修斗が4得点。

1点目はGK谷晃生の弱点を突いた…とも言えるかな。

湘南時代も、キックのタイミングを計ろうと待つことはしばしばあった。

それを知ってか、猛然と詰めていった町野修斗。

3点目はいい場所にフリーでいた。本当にうまく消えていた。

町野修斗って、セットプレーのときにうまく消えることがあって、

2021年HOME仙台戦で決めた湘南での最初のゴールもコーナーキックから、

なぜそこにどフリーでいるの？って感じのヘディングシュートだった。

冷静にゴールが空いていることを見た冷静さもすばらしいし、

そこにきっちりコントロールしたシュートもすばらしかった。

先日のAWAY福岡戦もそうだったけど、

町野修斗が交代で退くと、湘南は前線からの守備が緩くなってしまう。

（このG大阪戦は、まだ町野修斗がいた後半開始から緩かったけれどもね…）

かと言って、町野修斗が前線からすごく激しくプレスに行っているわけではない。

どちらかと言うと、それは大橋祐紀を筆頭に、相方FWの役目。

しかし町野修斗が退いてから、前線からの守備が緩くなる。

相方となるFWにうまく指示を出し、最初のプレスに行かせて、

自分はその次のプレスを効果的に行っているという印象。

町野修斗は本当に大きく成長したんだな…と再認識させられた。

最高の結果を出した前半と福岡戦の終盤がフラッシュバックされた後半。

ビハインドの状況にある相手が前がかりで来たとき、どのように対応するか。

受け身になり過ぎるといけないことはAWAY福岡戦でわかったはずだけど、

やはりどうしてもそうなってしまうようで…。

この試合の後半には経験豊富なベテランがピッチに何人もいた。

DFでは大岩一貴、MFでは永木亮太とTARIK、FWには阿部浩之。

途中出場した選手では岡本拓也、山田直輝。

かなり緩く入った後半。経験豊富なベテランなら、これではいけないと察知できるはず。

そういうベテランがピッチで声を出して、気持ちを締めるとかしてほしかった。

下がってしまったチームの重心を前へ押し出す役割をベテランの誰かがやってほしかった。

永木亮太については、

アンカー横のスペースを使われるという湘南対策を相手にやられてしまうと、

一番大変になるからそこまでの余裕がないのかもしれないが、

でもそれを差し引いても、永木亮太ならやれるはずと思えてしまう。

鬼神のようなプレーでチームの雰囲気を変えることができる数少ない選手。

そしてそうやってチームを救ってきたことを、鹿島移籍前に何度も観ている。

だからこそ、期待してしまうわけでね。

この試合では、その役割を果たしてくれたのが途中出場した平岡大陽だった。

後半の悪い空気を払拭できないまま、完全にG大阪に押し込まれていた時間帯に、

それこそ身体を張って力強く単騎で攻め込んできた平岡大陽。

あのプレーを境に、湘南の選手たちも目を覚ましたかのように、再び動き出した。

チームにいい影響を与えるプレーができるようになった。とてもいい成長をしている。

石原広教とともに湘南を牽引する役割を担う選手となってもらいたい。

大橋祐紀が不在に中、チャンスを与えられている鈴木章斗。

少しずつプレーする時間が増えてきたし、ルヴァンカップ予選も含めて、

ここ数試合でいい場所、いいシチュエーションでシュートを撃てている。

これは決めなきゃダメでしょというシーンでのシュートもあったけど、

その場にいてシュートが撃てている時点で、動きは悪くないわけで。

当然まだ成長過程にある選手で、物足りなさはある。

しかし昨年も出場機会を与えられていて、期待されていることは間違いない。

そして同じく、チャンスを与えられている若月大和。

ついにリーグ戦でもメンバー入りして、出場機会も与えられた。

鈴木章斗ほどいい場面でのシュートチャンスはないけれども、

少しずつプレーする時間も長くなってきて、チャンスをもらえていることは間違いない。

多少強引にでもゴールへ向かって行く姿勢がすばらしい、ずっと期待しているFW。

ふたりとも、いつまでも無条件にチャンスが与えられるわけではない。

限られたチャンスで結果を残せるかどうか。

ゴールやアシストと言った数字に表れるわかりやすい結果はもちろん、

山口智監督の求めるタスクをしっかり遂行できるかどうか。

ここで決めるか決められないか、で今後のサッカー人生も変わる…かもしれない。

ふたりにとって本当に大事な期間。ぜひ結果を出してもらいたい。

この勝利で2勝2分2敗と、5分に戻すことができた。

2勝がどちらも結果的に圧勝となっただけに、得失点差はいい数字を残せている。

ルヴァンカップ予選をミッドウイークに挟んで、次戦はAWAY東京戦。

FC東京も2勝2分2敗と同じ勝点。これが終盤なら6ポイントマッチとか言われる試合。

序盤の勝点3も終盤の勝点3もどちらも同じ勝点3。ならば取れるときに取っておきたい。

叩けるときには、しっかりと叩いておきたい。

勝点や得失点差のプラスは、なんぼあっても困らないからね。

選手もサポーターも一所懸命戦って、初めてJ1でやっていけるチーム。

J1で戦い続けるために、J1でもっと上に行くために、やるべきことをやらなくてはいけない。

そんな展開になろうとも、緩めず、凹まず、諦めず。

試合終了の笛が鳴るまで、とにかく本気でやりきるのみ。

戦っているのは選手、監督たちだけじゃない。我々サポーターも共に。

目標は残留ではなく、あくまで5位以内。

選手も監督もコーチもサポーターも、目標達成のためにやれることを一所懸命に。

湘南4-1G大阪