《告知》

28日㈮25時25分(土曜日の1時25分)

 関西テレビで 「僕より先に死なないで」が放送されます。 


https://www.ktv.jp/document/240628.html




 「僕より先に死なんどいてください」


中皮腫サポートキャラバン隊の代表、

右田孝雄さんが中皮腫患者さんと

会った時に言っていた言葉だった。 




「中皮腫は予後も悪くて

治療方法も確立されていない。


病名を調べて

絶望しちゃう患者さんも多い」



 2017年7月に栗田英司さんから

そう聞かされた。 



「だから、長期生存している人を探してインタビューした記事を本にしたい」

 (2018年6月「もはやこれまで」出版) 


その時はまだ、

「中皮腫サポートキャラバン隊」
という名前もなかった。


ただ、2人の中皮腫患者が 

他の患者に希望を与えたいとの思いで

自ら行動を起こしていた。


インタビューに協力してほしいと言われ、2つ返事で了承した。


後に栗田さんから

私があっさり了承したので、


「この人わかってるのかな?」


と思ったと言われた。笑


私は私で、


「ほんとに千葉と大阪から

北海道まで来るんだろうか?」


と思っていた。笑



東京での初対面から、

わりとすぐ連絡がきた。


9月の頭に北海道で再会し、

そこから中皮腫サポートキャラバン隊が誕生した。 



なぜか私も入隊していた。笑



全国各地をまわって講演と交流会は

患者には体力的にキツイ部分もあった。

 

栗田さんがぐったりしているのを

見かけることもあった。



それ以上に精神面に来るものは

大きくかった。


一緒に活動していた仲間が1人、

また1人と旅立ってしまい、その度に


「言葉にならんなぁ」


右田さんが呟いていた。


最初の頃、

右田さんは自分はお笑い担当だと言っていた。



知識的な話は

もう1人の代表の栗田さんに任せると。 



 でも、
栗田さんが体調を崩されてから、 


「栗田さんの代わりもしなければ」


と中皮腫に関することをとても学ばれていた。


治療法や治療できる病院について、

難しい分野なのに専門家のような

知識量になっていた。 



自分もいつ体調を崩すかわからない中で出来ることじゃない。



それでも、

最後まで
中皮腫サポートキャラバン隊の
代表として活動されていた。



会うだけで元気になるから、

右田さんに会いたい患者さんや

ご家族がたくさんいた。



0から1を創りあげて、

たくさんの人から応援されて、

こんなにすごい人たち

他にいないと思っている。



 一時期は家族より過ごす時間が長くて、
大阪のお父さんとして慕わせていただいた。 


 過ごした期間は数年だけれど、

人生が変わるくらい濃い時間だった。



活動についてあーだこーだ言ったことも、

冗談を言い合って笑い合ったことも、

辛いときに話を聞いてもらったことも、


「かなみちゃんと付き合ったら

振り回されるからイヤや」


右田さんに何故かカフェで

一方的にフラレたことも(笑)


色褪せることなく記憶に残っている。



YouTube開いたら、

よく知ってる人が出てきてびっくりした。笑






いま、こうやって

好きにやりたいことをしているのは、

キャラバン隊で

活動させてもらったことが大きい。



2人の代表から

どれだけたくさんのことを教わったか。



尊敬しかない。