昨夜、地球TV100を見てたら、今週もエジプト等の中東関係を
注目してくれました。
そうだったのかと、デモが起こるまでの過程が見えた気がしました。
中東で伝染するように起こった若い世代の民主化運動のデモ。
インターネットで広まり、特にリーダーもいるようではないけど
共感する人達が集まって行動したととっています。
ムバラク前大統領は嫌われていたのか?
意外なことに年配の層には人気があったという事。
それはムバラク大統領は
病気等で死亡率が高かった幼児への
予防接種や無料の病院を提供してきたからだそう。
そのおかげで死亡率がとてもさがったのですが
人口が年ごとに逆ピラミッド型でどんどん増えて
今の若い人達の就職先が足らなくなってしまった。
一流大学を出ても、コネがないと就職が決まらないそうです。
人と生活のバランスがとれなくなって
不満があふれてデモにつながったと解釈できました。
民主化デモの背景がやっと見えた気がします。
ちなみにデモが続く
チェニジア・リビア・イラン・・・
全て逆ピラミッド型の人口増加でした。
イランも若者の就職難が問題になっているそうです。
ムスリム同胞団がデモに参加していた為
宗教的な対立かとも思っていましたが
そうではなかったようです。
ムバラクのお陰で今の若い世代が病気にならず
今にあるとして
その若い世代に退陣に追い込まれたとは
皮肉ですよね。
賄賂やコネ
昔はタバコのポイ捨てや立小便と同じで
生き物の行動としてかわいいものだったのかもしれない。
特にコネに関してはそれまでの友情等の関係からの繋がりも見てきました。
お互いの信頼関係もあるわけで、一概に悪いとは言い切れない。
だけど情報社会の今では
海や原っぱと違って消えることなく、アスファルトに捨てられたゴミのように
いつまでも記録として残る。
そのコネという繋がりに乗れなかった人達
居場所のない人達が
その繋がりとしてムスリム同胞団のように宗教として結束したように感じます。
厳しさや甘え、人それぞれ基準が異なる中で
全ての人が満足できる世の中を作るという事は難しいですね。