夜、用事があって、
帰りにある場所にいった。
そういう可能性もあるとは思っていたけど
あんまり深く考えていなかった。
待ち合わせの為、そこに立って待つ。
道端に残った雪を見ながら待っていると
横から声が聞こえた。
よく知っている声・・・
横を見ると
そこにいた・・・
手前の人に挨拶をしていた。
頭によぎった
今は会ってはいけない・・・
声をかけてはいけない・・・
何故かはわからない
一瞬の緊張で臆病になったと思えるし
フェアでないとも思った。
顔を正面に戻した。
しだいに足音が離れていった。
・・・・・
用事が済んで計画も順調であると聞き安心した。
帰り道、空を見ると空気がとても澄んでいた。
月や星がいつもよりハッキリと見える。
月が手に届きそうなくらい
近くに見える。
だけど、とても遠い・・・
すぐ側にいても
とても遠かった
手の届かない
とても遠い存在に感じた
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