孤児院の子供達の中には
名前のわからない子もいると聞いた。
そこでつけられる名前。
7月に来たから、
ジュライとつけられた子もいたと聞いた。
親が子供につける愛情のある名前と違って
記号としてつけられているように感じる。
番号がついた・・・僕に番号がつけられた
自分も親からつけられた名前はある。
そして番号もついている。
アルファット2文字と数字で構成された番号。
初めて、その世界に入った時につけられた番号。
覚悟を決めさせられた番号。
消えない番号。
死ぬまで・・・
死んでからも紙に残るのかもしれない。
記号として。
この番号で呼ばれる日は来て欲しくない。
この番号で動かされる日は来て欲しくない。
この番号を墓標に刻まれたくない。