新・東京見聞録 「佐竹商店街」 | betchのブログ

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み~んなに良い事あるといいなぁ
生きていられることに感謝!
素敵な人々との出会いに感謝!!

今回の新・東京見聞録は東京で一番古い「佐竹商店街」です。
メンバーはケイティちゃんはお休みで
サヘルさん、アランさん、アンドリュー番長の3人です。


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3人は御徒町駅近くにある「佐竹商店街」来ています。
サヘルさんが布団屋さんの前に止まっている
昔の自転車を見つけました。


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サヘルさん
「見て、見て見て見て見て~~♪」
「この自転車何か・・・」


番長
「でっかい荷物載っているみたいだね。」


サヘルさん
「そう、ちょっとレトロな感じしない?」
「ここのお店もさっ、布団店もしかして?」


こちら創業123年「川島ふとん店」さんです。
3人はお店の中にはいっていきます。


サヘルさん・アランさん・番長
「こんにちわ~!」


サヘルさん
「うわぁ~っ お布団だらけ。凄いね!」
「こんにちは!お母さん。」
「見てっ!入ってすぐに畳。」


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昔は職人さんが布団をこの場所で仕立てていたそうです。


サヘルさん
「全部木造なんですね!」


お母さん
「お宮作りなんです。」

「釘を使わないで。」


金庫、帳場机など時代を感じさせる物ばかり。
お母さんがそろばんを手にします。


サヘルさん
「そろばん!」


お母さん
「五つ玉。」
「今は四つ玉ですよね。」


お母さん、今でも五つ玉そろばんを使っています。


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サヘルさん
「123年前からここにあるという事は
 この商店街は凄く古いんですか?」


お母さん
「そうです。」
「日本で2番目に古いそうです。」


番長
「へぇ~~ なるほど。」


金沢の片町商店街についで日本で2番目に古い商店街です。
つまり佐竹商店街は東京で一番古い商店街です。




3人は次のお店に向かいます。


番長
「どこらへん?」


サヘルさん
「あーっ!」
「これじゃない?」


番長
「丸いヤツなんていうんだっけ?」


サヘルさん
「ロールケーキ?」
「でもここ見て!カステラだって♪」


アランさん
「そうなの。」


サヘルさん
「この甘い香りは・・・♪」


番長
「やっぱりカステラだったんだ!」


サヘルさん
「カステラ!中身見て!カステラだよ~~♪」


番長
「デカッ!」


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番長がデカッっていうほど大きいですね。
こちら1918年(大正7年)創業の「中屋洋菓子店」さんです。
看板商品の長崎カステラ1切れ140円です。
御主人の府中谷さんがお話します。


府中谷さん
「全部、ここは自家製。」


サヘルさん
「へぇ~っ!じゃっお父さんが作った
 カステラやロールケーキなの?」


府中谷さん
「そう!」


サヘルさん
「食べた~~い♪」


アランさん
「食べたいな!」


番長
「ここまで来て食べないと損ですよね!」


サヘルさん
「食べたいけど、テーブルが無いから・・・」


府中谷さん
「じゃっ どうぞ!こっちです。」


サヘルさん
「隣あるんですか?」


なんと!となりの店舗は喫茶室になっていました。


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府中谷さん
「お待ちどうさまでした。」


サヘルさん・アランさん・番長
「あっ 来た!」


サヘルさん
「あ♪ かわいい~」
「なんてレトロなの!」
「カステラとロールケーキ~!」


御主人オススメの
ジャムロールケーキ140円、
カステラ・昆布茶のセット380円です。


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府中谷さん
「ジャムロールはね、
 買いに来るお客さんが珍しいというか
 昔はどこでも作っていたみたいなんですけど
 ほとんどのお店がやめちゃっているからね。」


焼き上げたカステラ生地に御主人こだわりの
長野県産イチゴジャムをたっぷり巻いて作った
ジャムロール。
今では扱っているところも少なく、
全国から注文がはいるそうです。
サヘルさんがジャムロールを頂きます。


サヘルさん
「わぉ!」


番長
「おいしそうに食べるね~♪」


サヘルさん
「イチゴ畑にいるみたい♪」
「すっごいおいしい~!」
「カステラって結構甘いじゃないですか。」
「甘すぎるかなと思ったんですけども
 イチゴの持っている酸味の良さが
 甘さを程よく調節してくれるから
 これはなんかとっても重くない
 ロールケーキですね!」


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ケーキとても美味しそうですが、
食べているサヘルさんがとても可愛いです♪
あっ、そうじゃなくてグルメレポートうまいですよね~

サヘルさんがテーブルが気になるようです。
それは・・・


サヘルさん
「なんかね、
 ここのテーブルの下にね、ボタンがついているの。」
「なんだろう?」
「ファイ、ファイなんだろう?」


番長
「ファイヤって、押しても何も出ないしな・・・」


番長がそのボタンを押しています。


サヘルさん
「このテーブルなんですか?」


府中谷さん
「それはね、昔流行ったインベーダーゲーム。」


サヘルさん
「インベーダーゲーム!」


アランさん
「これは画面じゃないですか?」


サヘルさん
「びっくりしちゃった!」


府中谷さん
「その台はね、僕も知らなかったんだけど
 今、東京に一台しかないんだって。」


サヘルさん
「へぇ~」
「じゃっ、コレできるの今も~?」


府中谷さん
「できます。」


アランさん
「そうすか!」


サヘルさん
「やりた~い!」


以前はどこの喫茶店に行ってもあった、
テーブル台のインベーダーゲーム
今ではとても貴重な存在なのですね!
この辺りからバブリーな時代に入っていくんですよね。
この頃のプログラムは8Kバイト位じゃなかったかな。
ゲーム好きの番長がインベーダーゲームに挑戦です!


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※ 撮影の為、特別に動かしています。普段は遊べません。

番長
「すげぇっ!」


サヘルさん
「うわぁ~レトロだ~。」
「インスペーダー?なんだっけインベーダー?」


番長
「インベーダー」
「ちょ~ 難しい。」


サヘルさん
「難しそう・・」


番長
「これ!やばいな!」
「どうしよう~ サヘル。」


サヘルさん
「意外と難しい・・あぁ~~っ!」


番長
「あれっ!」


番長あえなく撃沈!(笑)


サヘルさん
「お父さん強い?」


府中谷さん
「あんまり強くない・・・」


全員
「あはははっ~笑!!」







続いて3人が向かったお店は


サヘルさん
「ここなんかさ、お店古いなと思ったけど
 結構新しい建て住まいじゃない?」
「カバンが置いてある。かわいい~~♪」
「中がピンクで可愛らしい~」


番長
「すごい古そうなミシンを使っているんだね。」


サヘルさん
「ちょっと入ってみない?」


こちらは帆布製のカバンや小物を作る
店舗兼、工房「HOSONO]さんです。
リュック1万9950円~
トートバッグ4200円
とても丈夫で飽きのこない定番のデザインが人気です。


細野さん
「同じカバンの生地ね。」
「こうやって水垂らすでしょ?」


サヘルさん
「はい。」
「あ~~っ、弾いている!」


アランさん
「すげっ~!」


サヘルさん
「面白い!あっ、ゲーム~」
「ビーダマみたい♪」


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生地にはパラフィン加工と呼ばれる
ロウを使った防水が施されています。
サヘルさんがお買い上げ頂いたお客さんに質問します。


サヘルさん
「帆布の良さって何ですか?」


お客さん
「持ったり触ったりすると感覚が凄く良いんですよ。」


番長
「相当、帆布ファンですよね!」


お客さん
「帆布ファン!帆布ファン!」


大正元年に人力車のホロの製作から初めて99年。
実は細野さんはある国家プロジェクトに参加した事も
あるそうです。


細野さん
「戦後の登山ブームの頃はヒマラヤ遠征隊の
 登山用のテントとか。」
「日本が南極観測隊を始めるようになった時は
 予備観測の時から、ずーっと最初の観測の時から
 テントを納入して使ってもらっている。」


日本発の南極観測隊が過酷な自然環境で
使用されたテントは、
なんと小さなこちらの工房で作られたのでした。
その確かな縫製技術が支持され
今では観測隊の作業着なども製作されています。


細野さん
「丈夫で長持ちするような物を作るっていうのに
 割合携わっている。」


サヘルさん
「でも、それに携わったからこそ
 お店もこれだけ丈夫で長年続いているわけですよね!」


細野さん
「あははっ そう!そう!そう!」


さらにこの工房には過去に大ヒットした商品があります!


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※現在は販売されていません。


細野さん
「これリュックサックで。」


サヘルさん
「はい。味がある。」


細野さん
「うちが99年仕事やっていて一番のヒット商品が
 このリュックサックなの。」


昭和30年代から始まった登山ブームで
およそ6万個も売れたこのリュックサックには
ある画期的なアイディアが隠されていました。
細野さんがリュックの背中の当たる部分を見せます。
そこにはベルトがクロスされて取り付けてあります。


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細野さん
「背中を見ると、こういう風になってる。」


サヘルさん
「これは何ですか? このバッテンは?」


細野さん
「これは何ですかね?(笑)」


サヘルさん
「ええっ?」


細野さん
「これは背負うのですからね。こういう風に。」


細野さんからの謎かけですね!

アランさんがリュックを背負い3人で検討します。


サヘルさん
「滑り止め?」


番長
「クッションみたいなものじゃないかな?」


アランさんが腰にベルトを巻きますが
無理がありますね!


サヘルさん
「痩せよう!(笑)


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ベルトの長さを調整してサヘルさんが検討します。


サヘルさん
「ここに色々あの・・何だろう。短くできたり、
 長くできたり出来ますよね。」
「で!コレ調整できるっていう事は
 中の物の量が多かったら、
 ここをゆるくしてもっと入るようにするし、
 逆に中の物を減らしたら、
 なるべくコンパクトにできるように短くする。
 どうだっ!」


細野さん
「ア~~ッ あのね~ 理屈としては
 そういう理屈なんだけども
 本来の目的はそうじゃない。」


実は!?
細野さんがベルトを締めています。


細野さん
「こういう風になるでしょ。」


サヘルさん
「はい。」


細野さん
「そうすると、ここに空間ができる。」
「ここに空間が出来るという事は・・・」


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サヘルさん
「背中に当たらない・・」


細野さん
「そう!背中に当たんない。汗をかかないんですよ。」


サヘルさん
「すばらしい!」
「エアコンね!」


なんと!ベルトを張る事で隙間を作り
蒸れを防ぐ装置でした。

番長がリュックを背負い、
サヘルさんが隙間に腕を通してみます。


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サヘルさん
「入るもん! 入る入る。」
「こんにちは!って、できる♪」
「中東に持っていって欲しい。」
「イランとかって凄い暑いんですよ!」
「で、夏場でも私達ベールを被っていたりするので
 いつも暑くて汗ダラダラなんです。」
「向こうに出して欲しい。」
「こういうカバン、まだ出来ていないんで。」


細野さん
「ないだろうね~(笑)」


中東で販売したら売れそうですね~!
MADE IN JAPANを誇れる製品ですね!





さらに商店街を歩いていると・・・
この時期に風鈴が並ぶお店が・・・


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アランさん
「かわいい風鈴があるよ!」


サヘルさん
「なんか、ここだけ急に夏じゃない?」
「季節、季節がちょっと・・(笑)」


番長
「ちょっと早いかもしんないよね。」


サヘルさん
「作ってらっしゃる?作業してらっしゃる?」
「もしかして?」
「こんにちは~♪」
「何を・・何をしてらっしゃいましたか、今?」


篠原さん
「今、色を塗っているんです。」


サヘルさん
「描いてらっしゃる。」


篠原さん
「描いてるんです。内側からね!」


サヘルさん
「内側から~」


こちらは都内に2軒だけ残る江戸風鈴の
「篠原まるよし風鈴」さんです。
ご主人はこの道30年の篠原さんです。
もうすでに夏に出荷する江戸風鈴の
準備をされています。
夏にこちらの近所で、
サヘルさん達が風鈴作りを体験したところも
江戸風鈴でしたね!
その時、サヘルさんは筆を使わず
指で塗って地球儀みたいな風鈴を作ってました。


アランさん
「何個くらい作っているんですか?」


篠原さん
「え~っとね、
 一年間にだいたい1万2千個くらい作っています。」


番長
「一人でですか? 凄い!」


サヘルさん
「え~っ! 1万2千個!」


アランさん
「あっははは~」


ここではちょっと変わった風鈴も作っているそうです。


篠原さん
「これはね、
 皆さんあまり見たことないかも知れないですね。」


サヘルさん
「なんですか?」


篠原さん
「ちょっと変わったやつなんですよ。」


サヘルさん
「うわぁ~っ」


番長
「これ花瓶なんじゃない?」
「花瓶かと思った!」


サヘルさん
「あたしも・・」
「なんか長細い・・」
「新しいシリーズですか?」


篠原さん
「昔のやつ。」


篠原さんが1750年ごろに描かれた風鈴の絵を見せます。
そこにはこの花瓶のような雫型の風鈴の絵も描かれています。


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篠原さん
「これはね、今の物価にすると凄く高かったのね!」


サヘルさん
「幾らくらいだったんですか?」


篠原さん
「100万円越えちゃうくらい高いの。」


サヘルさん
「どうしてですか?」


篠原さん
「昔のガラス屋って、宝石屋みたいだった。」


アランさん
「なるほど!珍しかったからね。」


サヘルさん
「それはデザインが
 ちょっと難しかったりするからなんですか?」


篠原さん
「ガラス自体も高かった。」

江戸時代にはとても価値のあった風鈴。
そして先程の絵には短冊のない風鈴がありました。
それは!?


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サヘルさん
「まん丸いガラスで
 中にビーダマみたいなのが入っていて
 風でゆれるとそれが動くとか?」


篠原さん
「いや、これはね~凄くお洒落なんですよ!」


アランさん
「水を入れるとか・・・」


篠原さん
「ちょっと待ってて下さいね。」


しばらくすると
奥のほうから篠原さんが何かを持って出てきました。


サヘルさん
「あっ!あぁ~~!」


アランさん
「ほらっ!ほらね!」


サヘルさん
「近い!すご~い!」


アランさん正解でした!すごい!


番長「まさかと思ったら。」


なんとも風情のある吊り下げ式の金魚鉢でした。


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サヘルさん
「すご~~い!」
「これ危険じゃない?」
「でも、猫が手届かないから安心だね!」


番長
「なるほど!」






続いて3人が向かったお店は・・・


サヘルさん
「なんか可愛いこのお店~♪」
「何屋さん?」
「あっ、食べ物屋さんだ。」


こちら創業45年、夫婦で営む食堂「白根屋」さんです。


サヘルさん
「ずいぶん人が多くて~」


お母さん
「お昼だけです。」


サヘルさん
「本当ですか?」


お母さん
「後はもうチラホラと・・桜と同じで(笑)」


サヘルさん
「でもその満開の時があるわけだから
 嬉しいですよね!」


創業当時はあんみつやお汁粉など甘味喫茶でしたが
お客さんの要望を聞いているうちに
今では食事メニューの方が増えてしまったそうです。
中でも人気の500円セットメニューを頂きます。


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3人
「うわ~~っ 来た!」


サヘルさん
「えっ!これ500円!?」


番長
「これ全部で500円!?」


一番人気の東京ラーメンとみつまめのセット!
これで500円って安い・・・


番長
「いいなぁ~ 結構しっかりした味だ。」
「コクがあるんだね!」


サヘルさん
「昔ながらのいいスタイルを残しているラーメンだよね。」


番長
「そうだね!」


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サヘルさん
「お父さん?」
「こっちに来てください♪」


厨房の奥に恥ずかしそうにいるお父さんを
呼ぶサヘルさん。


サヘルさん
「こんにちは!こっちにどうぞ♪」
「どこで知り合ったんですか?」


お母さん
「見合い。」


サヘルさん
「お見合いだったんですか?」
「お母さんは若いときから
 こんなに元気だったんですか?」


お父さん
「いや、おとなしかったですよ。」


一同
「あはははっ 笑!」


サヘルさん
「今はどんな感じですか?」


お父さん
「今はもう・・・」


サヘルさん
「ついていくだけ!?(笑)」





今回は台東区に戻ってきましたね。
比較的、うちからの近場なので
いつも良く見る景色という感じでした。
あるんですよね~
有名ラーメン店、有名なお菓子屋さんでなくても
隠れた名店が♪
自分も有名なお店のラーメンやカレーライスよりも
近所の日本そば屋さんのラーメンや
カレーライスが一番好きだったりします。