前編の続き
豆提灯はぶらぶらしないように、針金を上から下まで通してあります。
豆提灯は微妙な高さ調整が出来るように、下側は竹ひごに針金を巻き付けて柔軟に対応出来るようにしました。
豆提灯を全て高さを整えて固定しました。
次に西方丸を掲げます。
さらに精霊船らしくなりました。
白木の船では物寂しいので、船の舳先を金に、側面上部に銀を張って、飾り花を取り付けて華やかにしました。
祠側面にはちりめんの布を下げて目隠しをしました。
奥に見えている四角い穴は、位牌を取り付けられるようにしたものです。
だいぶ完成が見えてきました
船の後方には「ともわら」を取り付けるのが普通ですが、雰囲気を似せて畳表を取り付けることにしました。
これは座布団を解体して材料を確保しました。
ボンドで貼り付けるだけです。
なんとなくイメージだけはいい感じに出来たのかなと思います。
蝋燭は危険なので、豆提灯にはLEDを取り付けてみることにしました。
私は昔、電気会社の製造部門で働いていました、久しぶりのハンダ付けですが、この程度は楽勝です。
LEDは白色タイプです。
提灯の中に仕込みます。
針金で固定してぶらぶらしないようにします。
こんな感じで並列接続で全部の豆提灯(8個)に取り付けました。
電池の電圧は6Vで考えていますが、明るさが足りているかどうか
船が華やかになるように金銀モールを取り付けました。
最頂部には鳩を取り付けます。
うーん、西方丸が見えにくくなりましたが、まーいいでしょう。
精霊船の製作に着手してから、ここまで約1ヶ月半かかりました。
素人の製作なので細かく見ると粗は目立ちますが、親父に気持ちだけは伝わったんじゃないかと思います。
担ぎ棒を取り付けるとこんな感じですね。
4人で担げるようにしています。
豆提灯の点灯テストをしてみましたが、やはり6Vでは暗く物足りなかったので、電池をあと2本追加して9Vで再テストしてみることにしました。
電圧を上げると明るくはなりますが、LED破損の可能性がありますので、悩ましいところです。
今日(8月10日)イオン チトセピア店に行ったら、張り紙がありました。
長崎市内は今年も精霊流しで大盛り上がり間違いなしのようです。
精霊流し本番では雨が降らないことを祈るのみです・・・
<追記>
令和3年8月15日
大雨が数日降り続いものの、精霊流し当日は小雨に落ち着きました。
大雨だとちょっと厳しいかな~と思っていたので安堵しました。
夕方5時から精霊流しが始まり、国道方面からは大きな爆竹花火の音がけたたましく聞こえて、いつもと変わらない長崎市民の一大イベントの始まりです。
さ~夕方6時、親父を乗せた精霊船の出陣です。
市内には流し場が何十箇所と設置されていますが、目指すは最寄りの流し場、丸尾町のエレナ稲佐店対面の岸壁まで往復1時間の旅です。
流し場に着きましたら、たくさんの大小の精霊船と、コモ包みを持った方が訪れていました。
故人を偲ぶ気持ちは、コロナ渦であろうが変わらないんだなと・・・