皆さん、こんにちは
ブログで酷使しているソニーのデジカメ「DSC-RX100」が電源が勝手に切れたり、入ったりと挙動不審になってきました。
思えば、少々の雨でも雪でも構わず撮り続けましたので、そろそろ寿命かな~とは思いましたが、内部のコネクタの接触不良やネジの緩みが原因であることもありますので、思い切って分解してみることにしました。

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まずは外側に見えているネジを全部外します。
正面から見て右側2個、左側3個(USB端子内に1個あり)、底部5個。

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底部のプラスチックカバーを引っ張って外します。
しかし、これがけっこう難しいです。
無理矢理引っ張るとカバーの裏側の何本かのツメが折れてしまいます。
この写真のように、バッテリー側を少し起こしながら、カバーを微妙にゆっくり揺すりながらバッテリー側にややずらしながら引っ張ると外れます。

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カバーの裏側のツメがお分かりになりますでしょうか?

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カバーを外したところ。
赤と黒の細い線はスピーカーに繫がっています。
スピーカーは固定されておらず、押し込めているだけなので上に引くと外れます。

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スピーカーを外すと、このように液晶部分を開きます。
フレキが2本繫がっていますので、くれぐれも破損しないよう細心の注意で作業して下さい。

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液晶のフレキを外すと本体が分離します。

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次に、レンズAssyから繫がっているフレキ3本を外して、レンズAssyを引っ張ると簡単に外れます。

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レンズAssy裏側。

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ほぼバラバラになりました。

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液晶Assy。

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液晶Assy裏側。

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底部プラスチックカバー。

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底部プラスチックカバー裏側。

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レンズAssyを外したところ。

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メイン基板はバッテリーホルダー部兼メモリーカード挿入部にサンドされています。

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メイン基板を分離します。
銅製ネジを外し・・・おやっ?なんとネジが1個思いっきり緩んでいました。
回路のことはよく分かりませんが、今回の不具合はこれが原因なんでしょうか?

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メイン基板を外したところ。
メモリーカード挿入とバッテリー挿入兼用のAssyです。

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フロントカバー。

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フロントカバー裏側。

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ネジ2個を外し、シャッター、電源、ダイヤル用の基板を外します。

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基板を起こします。
このとき重要なのはダイヤル部に噛んでいる部品の位置を動かさないように注意することです。
基板を戻すときに、噛み合いがずれたままネジを締めると、ダイヤル制御用の部品が破損します。
必ず、ダイヤルと噛み合っているか、確認してから元に戻してください。

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とりあえず、フレキも全部外して腐食や異常のないことを確認しましたので、分解と逆の順序で元通りにしました。
結果、問題なく動作するようになりました。
なんだかよく分かりませんが、メイン基板の銅製ネジの緩みが原因だったんでしょうか?
なお、分解は自己責任でお願いします。
特に、フラッシュ部は感電の危険がありますので、注意して作業してください。

分解日:平成28年12月21日