22ndシングル選抜総選挙の結果は、一見いつものメンバーの順位が入れ替わっただけのように見える。

確かに上位40名の顔ぶれは去年とほとんど替わって居ない。

だが、今回の総選挙では印象的な出来事もあった。


~個々の実力が認められ始めた?~

メンバーの中で歌唱力No.1を争う増田有華さんが20位となり、選挙結果を受けての選抜は初となった。

最近こそ、”Everyday、カチューシャ”で選抜メンバー入りを果たしていたが、それ以前は運営側に”干され”ているのではないかと勘ぐられても仕方がない状態だった。

AKB48では増田さんに限らず”実力はあるが、人気と露出度が伴わないメンバー”が多い。

完成されつつある正統派メンバーには、”応援したい”、”育てたい”といったAKB48特有のファンが付きづらいのかもしれない。

板野友美さんが順位を落としたのは、私が以前のエントリで書いた理由以外にもそんな理由があったのかもしれない。

だが今年に関しては、ファンの拡大に伴い平均年齢層が上がった。

そのため各メンバーの実力や個性を冷静に見てもらえる様になり、必然的に増田さんのような一芸に秀でるメンバーの評価が上がったのだと思う。



~大家志津香さんの初入選で教えられた事~

大家志津香さんは4期生で、なんと指原莉乃さんや北原里英さんよりも早くに加入している。

だが結構な苦労人で、研究生から現在のチームAに正式昇格するまでに3年以上も掛かった。

セレクション審査でも落選寸前だったらしいが、運営側に対して小嶋陽菜さんと篠田麻里子さんに”頑張っているから落とさないで”と言ってもらった事があるそうだ。

過去の2回は40位以内に入れず涙を飲んできたが、今回は大きく順位を上げて40位の当落線どころか29位にまでなった。

だが、この結果に関しては”週刊AKB”で特集された事が大きく影響しているだろう。

個別握手会で人気メンバーに比べてファンの列が短く葛藤している事が取り上げられた。

もちろん、それは大家さんだけに限ったことではなく、他にも同じ思いをしているメンバーが大勢いる。

大家さんは番組内で確かこんな趣旨の事を泣きながら言っていた。

「(握手会の)列が途切れることでファンの方に辛い思いをさせている」

残念ながら現代社会ではこう思える人は少ない。

テレビ番組に関しては所属事務所の力もあったのかもしれない。

”不公平”と思う方も多くいると思うが、チャンスを与えてもらい、それを生かしたということ。

そしてそのチャンスは事務所にスカウトされたことも含め、全てはそれまで表では見えなかった努力を続けた事と、彼女の人徳によって得たものである事を忘れてはいけない。


結果とは過程なのである。と、私は思う。