今年の明治神宮における初詣の参拝者数は去年より4万人多い321万人だそうです。


世界各国で不況が騒がれ、日本でも深刻になっているだけに神頼みに訪れる参拝者が多かったのでしょう。


明治神宮だけでも、この321万人全ての人々が神前で手を合わせ願をかけます。


神様は大忙しです。


しかし、「わかった、願いを叶えてあげよう。」と


全ての人々の願いを叶えてあげたとしたら、


別の人々に必ずしわ寄せがきて不幸になるのではないでしょうか?


誰も彼も生き物すべてに都合の良いことなんてないと思うのです。


極端にいえば、


地球上から結核が無くなったら、結核菌が死に絶えてしまいます。


医学的には良いことなのかもしれませんが・・・・・


今から36億年前に炭素とその他の原子からなる有機分子を素材として


生命が誕生しました。


その原始生命であるストロマトライトでさえ


神の意志によって誕生したに違いないのです。


そこから幾多の進化を遂げた微生物


私たちの遠い遠い36億年前の祖先でもあります。


当然、細菌を殺して喜ぶのは人間の身勝手になります。


その人の運命に単純な願掛けでひねりを加えたら


きっとどこかに別の歪がきたり、ヒビが入ったりするはずです。



以前読んだ、立花隆氏の「臨死体験」の中で「人が死に臨んだ際に体験する不思議な体験」


は現実に起きた「現実体験説」と幻覚のような「脳内現象説」の2つの説に行きついています。


人が実際に体験したことと、イメージの間にはとても大きな隔たりがあると思うのです。


今日のニュースの中で派遣村の男性が


「仕事と住む所のある安定した生活を送りたい。


仕事があれば死んだ気になって働きたいと思う。」


と切に語っていました。


現実に体験した


彼にとって、今後の仕事に向かうモチベーションは


相当高いものになるでしょう。


しかし、そのコメントをあったかい暖房のきいた部屋の中で見ている人にとっては、


彼ほどのモチベーションにはならないはず。


その強烈な想いが困難を乗り越えるエネルギーになるのでしょう。


その体験が


後払いなのか、前払いなのかで状況は異なりますが・・・・



量子力学の世界では


実験結果は観察者の意識によって変わって現れるということが言われています。


素粒子を構成するのは「超素粒子」が密集したものなら、


そこへ人の意識がインパクトを与えているのかもしれないのです。


神前での願い事


他愛のないものから切実なものまで


想いの強さが異なります。


失敗を繰り返し、困難を経験してもなお、叶えたい目標


その代償と引き換えに必ず叶うに違いありません。


代償が歪みを取り除くからです。


その代償が理にかない、相当なものであれば


必ず、叶います。


しかし、それは貸し借りの無いイーブンな状態でのこと


飽食と贅沢を尽くしてきた私たちは


先ずは「負」の代償を支払わねばなりません。


払い終わったのち、


今度は先払いで「願い」の代償を支払わねばなりません。


大変なことではありますが、


やりがいもありますね。


全ての帳尻は合うのですから・・・・


本質的には覚悟はできているはず。


そうとなれば、


あとは前進あるのみですね!