車での移動時
いつもCDを聞いています。
中身は、作家や専門家、経営者などの講演です。
今日は、作家 司馬遼太郎氏の講演。
ご存じでしょうか?
司馬遼太郎の「峠」の主人公
河井継之助
彼は、藩士の身から異例の出世で、
長岡藩の上席家老となり
藩政改革を断行し
雄藩も目を見張る近代武装を成し遂げ
戊辰の戦いでは、軍事総督になった人物です。
しかし、誤解から新政府軍に追われ長岡藩を滅ぼしてしまいます。
継之助がもし、土佐藩や長州藩、薩摩藩に生まれていたならば
今頃、歴史の教科書に写真が載っていたであろう人物です。
しかし、
継之助の墓石は、長岡を荒廃させた張本人として
継之助を恨む者たちによって、何度も倒されました。
昨日、日本の携帯市場が「ガラパゴス」と言われていると書きました。
中学の時「生物」の時間、ダーウィンの進化論で習いましたね。
その、ガラパゴス諸島の島々には外から隔離されていて
肉食獣がいなかったそうです。
その為に、
ドドという肥満体で飛べない鳥がダーウィンの発見した当時、非常に繫殖していたそうです。
その後、
島に人間が犬を連れてやってきました。
肥満体で飛べないドドは恰好の餌食となり
たちまち全滅したそうです
環境の変化がない中で体質を強化する必要がなかった種は
急激な変化に対応できずに滅んでしまいます。
逆に厳しい環境にさらされて生き抜いた種は、少し位の環境の変化にはびくともしません。
自然淘汰とは生物の中で
外界に適応するものは栄え
そうでないものは滅びるということです。
正確には、
ある生物に生じた変化が、生物の置かれた環境下で
有利となるなら
その変化は残るというプロセスです。
継之助はたまたま?
越後に生まれて才能を開花させたが為に
新政府に追われ命を落としました。
彼の才能は幕末の激動期だからこそ発揮され
家老にまで上りつめたのです。
これが天下泰平の時であれば
長岡藩の一藩士のままであったかもしれないのです。
幕末の激動期に継之助は突然変異的に
変革者としてのスイッチがONになりました。
一方、彼を倒した新政府軍は薩摩、長州を中心に
日本を世界の列強に並ぶ強国に育て上げ
ロシアに勝ってしまいます。
競争にさらされた者は、
いかに強いかということが
良く解ります。