我が家では、食事の大半が果物です。
先月までは梨
と葡萄
今月からは柿です
主食のようなものです。
「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われているように、
カロチン、豊富なビタミン類、ミネラルがいっぱいで、
栄養摂取の低い時代では
医者いらずの万能薬として重宝されていました。
その柿の皮を剥きながら思います。
これ、味はどうかな?
美味しいものもあれば、ハズレのときもあります。
植物はあまり、花を咲かせすぎたり、果実の実を成らせすぎたりすると、木が弱くなって
その次の次季には、
すっかりダメになってしまうそうです。
本当に木を長持ちさせて、
立派な美味しい果実を実らせようと思えば、
果決(間引き)をやらないといけないのだそうです。
昨今の世の中は、
自分に与えられた権利や条件は、
目いっぱい使わなければ損、
それどころか、
できるなら、それ以上に手に入れようとする。
景気が後退すると、
こんな傾向に拍車がかかります。
でも、不景気は、
私たちが過去の間違いを反省し、
間違った考え方を改めるとき、
ではないでしょうか?
自分に与えられた権利は、
最小限にとどめ、
自分以外の人の意向を多めに聞き入れる。
仕事でも、料金の多少ではなく、
相手様の期待以上の仕事をして差し上げる。
とても、手間ひまがかかることですが、
手間ひまかけたものの方が、
喜ばれます。
果物の木に花が10輪、開いたとします。
これら、全てが受粉すれば、
数は多くとれます。
しかし、
どれも小さな果実ばかりになってしまう。
では、どうするか?
ひとつだけを残して、あとは間引いてしまうのです。
すると、
ひとつだけは栄養分を豊富に、立派な果実として成長します。
欲張ったが為に、
価値の低いものをたくさん作ってしまうことと、
手間ひまをかけ、間引きし、価値あるものを作り出すか。
後者の方が結果的に価値は高くなります。
家庭の台所事情は大変厳しいと思います。
売り手は、求められて少しでも安く、値引き競争。
私たちは、その商品や、サービスにお金を払います。
お金を払うということは、
それを作った方々、私たちの手元に届くまでに携わったすべての方達への
感謝の表れとして払うのが代金。
技術であれば、
多くの時間訓練し、
お客様の満足のいく技術になるまで、技術に磨きをかけてきた、
技術者に対する感謝の気持ち。
代金とは、「感謝」の「代わり」だと思うのです。
私たちひとりひとりが、そんな考えでお金を払い、
受取り、値引いてもらわずに、正当に支払い、
企業は経営効率を上げ、利益を高め、それを社会に還元していく。
私たちがみんな、
受け取ったものよりも多く支払い、
支払ったものより小さく受け取る。
それが当たり前になれば、
景気に左右されることのない、大切なものを
手に入れることができます。
早くそんな世の中になってほしいですね。
