今日は仕事について自分の日々心掛けている事を書いてみようと思います。

一昨日仕事の帰り道東京外環を走行中、車のフロントガラスに飛び石が当たり、ヒビが入ってしまいました。昨日、フロントガラスの修理にとあるお店に伺った時の事です。

作業は一時間程度という事なので店内で待つ事にしました。


まず作業前に傷は完璧にはならない事等丁寧に説明され、雑誌を読みながら待っていると、その店長さんがもう一人の作業員さんにこう話していました。

「自分が完璧だと思い込んでしまうと何も見えなくなってしまうから思い込みは捨てないとダメだよ。色んな角度から見て仕上げないと!!


そのお店のガレージに入っている車は自分の車だけ…

おそらく、自分の車の修理の最終チェックをしていてそう言ったのだと思います。

その作業員さんは他のお店の方で研修に来ていたようです。


普通の方なら自分の車を研修材料に使って!!と怒る方もいらっしゃるかも知れませんが、自分はこの店長さんに対してすごく信頼が持てました。

私達清掃業界も職人の仕事です。出来れば自分の会社の清掃のやり方は他社の人には教えたくない、試行錯誤しながらやり方や洗剤や機材を選定したり、勉強したりして今があるからです。

仮に研修と題してお金を貰っても教えたくない裏技があったりするかも知れません。

飲食店さんでも門外不出の隠し味ってありますもんね。


もちろん、何を使ったら良くなるとか、どうしたら良くなると答えを教えるのも簡単な事です。

しかしこの作業員さんはどう思ったか知りませんが、自分は思い込みは捨てなさいとか言ってくれる方が技術的な答えを教えてもらうより、研修に来て得たものだと思います。

なぜなら、常日頃当社の社員や協力業者に自分も同じ事を言っていたからです。

仕事を真剣に教えようとする側、教わる側、お互いに経験やプライドはあると思います。

でも、「自分は今までこうやって来た」は他人から見たら時として間違っていたり、他人から指摘される事により今まで自分の思い込みだった事や自己満足だった事を思い知らされる事があります。

指摘されたり、思い込みを無くす事でまた自分がスキルアップする事につながると自分は思います。もちろんプライドはボロボロにされてしまう事になるかも知れませんが、そのプライドのせいでスキルアップできず、自分より後に創業した人達が自分を追い越して行くのなら自分は簡単にプライドを捨てる事はできます。

そんな自分ですがこれだけは誰にも負けたくないというプライドが一つだけあります。

お客様に対して常に最善であり、最高のパフォーマンスを提供する気持ちを持って毎日の仕事に取りかかっているこれだけは譲れません!!

ちょっと格好つけているように思われるかも知れませんが、こん気持ちでなければ会社なんか創業して何回も挫折しそうになりながら続けて来られなかっただろうな…と思った昨日ちょうど創業6周年を迎えた夜に思った出来事でした。