そんな頃、3歳児健診のお知らせがきた。
娘にできることなんてないのは明らかだった。
行きたくない
行ったって、お話もできないのに。
こういう時、どうしたらいいんだろうと悩んだ
すずらん教室で相談して、他のお子さんはどうしていますか?とさりげなく聞いてみた
3歳児健診には行った方がいいんじゃないですか?
と素っ気ない返事がかえってきて
私はさらに悩んでしまった
書類の最後に連絡なく欠席の方は自宅へ訪問させていただくこともあります、のところを何度もみた
結局、3歳児健診のところに電話した。
住んでいる地域の担当の方に代わられる。
二歳児検診から何度か電話があったことから、
成長に遅れがあるというのはすでに、わかっているようだった。
今、C園の教室に月二回いっていること。
B病院で評価を受けたこと。保育園に通っていてら加配していること。
療育をうけているし、O先生にみてもらっていること。
保育園に通っていること。
三歳児検診には、連絡してもらえたから、
行かなくていいよ、と言ってもらえた。
歯科検診は、最近保育園であって、ちょっとチェックがはいっているから
時間があったら歯医者にいこうと思っていると話した。
歯医者…いけるのか心配だから、どこがいいかも
すずらん教室で相談してはいたけど
他のお母さん達に聞いてみられたら?という答えだった。
もうちょっと相談にのってくれてもいいのに、と思ったけど、今から思えば相談員さんに相談したらよかったなんてこのころは思えなかった
三歳児検診はいかなくてよくなった
ほっとした。
……ほっとしたけど、
やっぱり娘は普通の子と違うのかな…
普通の子と同じようなことがだんだんできなくなって
差がひろがっていくのかな、って
そんなふうに考えてしまう自分がいた
ほっとした。…けど、
これでよかったのかな?
いきたくなかったはずなのに、
行かなくていいよ、って言って欲しかったはずなのに、
行けないことが、悲しかった。
いらなくなった三歳児検診のお知らせの封筒をみると胸が痛くなった。
捨てるに捨てられず、
引き出しの奥にしまう。
いつか、
あー、これはいらないわー
って、笑って捨てられる日がくるかな…
次のすずらん教室で、
相談員さんと話をすることになっていた。
園長先生とも相談したのですが、
入園は、年長さんや保育園にまだ入っていないお子さんが優先になるので娘ちゃんは難しいと思います、と言われる。
そうだとは、思っていたよ。
申しわけなさそうで、私のほうが困る。
これからも何でも相談してください。
って言ってくださるが、なんだかその言葉がその時の私にはやけに冷たく響いた。
突き放された気がした。
そのあとのすずらん教室でE先生に、
相談員から話がありましたか?と聞かれた。
はい、と答える。
E先生は、言う。
大丈夫ですか?
ーーー?大丈夫ですか?
ー何が?
私は、大丈夫とは言いたくない。大丈夫か大丈夫じゃないか、でいうと、
大丈夫じゃないから相談していたわけで。
大丈夫じゃないです、と言えばなにかかわりますか?
それとも、私に
大丈夫です、と言わせたい…?
E先生は、なんだか相性がわるいのかな?
心配してくださっているのかもしれない。
けど、答えたくないことばかり…
大丈夫じゃないです、とも
大丈夫です、とも言えないまま。
はぁ…
と、曖昧な言葉しか私からは出なかった。
ちょっと先の未来が、
ぼやけていて、全然みえないまま。
先に進まなくちゃと焦れば焦るほど
足がもつれるばかりで
未来がみたいわけじゃない
娘が笑う未来に連れて行きたい
みえないままで歩き出そうか
みえるまで、立ち止まるのか
ちょっと先の未来も
いつもあるのは選択肢
行きたくてもいけない道もある
選ばなくても歩くべき道がある
答えはあるようでない
娘は私をどこへ連れて行ってくれるの
私は娘をどこへ導いてあげられるのだろう
ちょっと先の未来にすら
迷う私は
娘を笑わせてあげられるのかな?