世の中には「家相 」という考え方がある。


もともと、占いには根拠などなく、信じられるよりどころをいかにして提供するかの論法だと思っている私であるから、家相についても、信じたい人は信じればいいし、信じたくない人は無視すればいい程度に思っていた。


ところが、何度か自分で家を選ぶようになって、少々考えが変わっている。


変わったといっても、家相を頭から信じるようになった、というわけではない。


ああ、これは多くの人にとって価値のある知恵だったのだ、と納得したのだ。