一番会いたい人に会いにくい。
こんな当たり前のことが
芥川賞作家、又吉直樹の2作目。
『火花』で衝撃を受けた私は単行本で発売されてすぐ買いました!
『火花』を読んだときは世界観が凄くて、すべてを持って行かれたような感覚に度肝を抜かれました。それはまた後ほどに。
『劇場』は、とても読みやすい印象を受けました。あまり読書をしない方にも読んでみて欲しい。オススメができる本です。
演劇で食べていけるのほんの一部の人で、でも目指している人はたくさんいる。そのうちの1人が主人公の永田。でも考えてみればこれって演劇に限らないことではないですか?
「普段から私たちってそれぞれが演劇の演出をしてる。それぞれが劇場に立っている。」って思ったんです。
誰かに笑ってもらいたくて、わざとふざけてみたり、喜んでもらいたくて何か演出してみたり。でもちょっと失敗して悲劇に変わってしまったり。
人間味が溢れる登場人物が創り上げる『劇場』は温かくて、美しかったです。

