私は蟹がそんなに好きではありません。 | きるろいの快刀乱麻を断つ

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温故知新 

主に近世日本と落語ネタを綴っていくことを目標にして開設。最近は食いもん系が多いです。2024年はちょっと慎重に動きます(`_´)ゞ

我が家族は正月門松といえば🦀をどっさり買い込んでやたら食う

食う、食う、食う😋

まるで親の仇に出会ったみたいに😅


私以外は 笑爆弾


私は性分が “お殿様” なので(笑)食べるのにあんな面倒くさいのは敬遠します。



そもそも我が家は、というより一般家庭で正月に蟹🦀を食べるようになったのは、いったいいつ頃からなのだろうかはてなマーク 少なくとも私の子どもの頃は一般的ではなかったような🤔


1980年代半ばの所謂「グルメブーム」🍣に始まり、消費する事が美徳であったバブル景気アップ以後のような気がします。


昔と違って今は流通が発達したので日本海だとか北海道から直送が首都圏でも当たり前ですね。


ところがです。同じ甲殻類の海老🦞は江戸時代の昔から食べられていました。

後にあげた『古文書入門〜年中行事』で解説のように、

元来「お節料理」というものはお供えであって自分たちが食すものではありませんでした。

そのお供え物を『食い積み』と言ったのですが、これが後々自分たちで食べるようになりました。

今回は古文書の勉強ではありません。リンクの中の図にありますように、伊勢海老🦞のようなものが供えられています。この種の大きな海老🦞は江戸近郊でも昔から水揚げされていました。それは伊勢産ではなくて、主に湘南で獲れた『鎌倉海老』というのがあって江戸ではそれを食べていました。鎌倉海老とは実は産地だけの話で伊勢エビと同じ種類といいます。後に漁が廃れてしまったので伊勢海老だけがブランドとして現代にも残りました。


【参 考】