柳家あお馬勉強会@ひらい圓蔵亭 | きるろいの快刀乱麻を断つ

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温故知新 

主に近世日本と落語ネタを綴っていくことを目標にして開設。最近は食いもん系が多いです。2024年はちょっと慎重に動きます(`_´)ゞ

ひらい圓蔵亭は故・8代目橘家圓蔵師匠の住まいを改装した施設です。


この橘家圓蔵という名跡はもともとは三遊亭圓生の一門なのだそうだ。この圓蔵はテレビ世代の私には前名の『月の家圓鏡』さんと呼ぶ方がしっくりときます。


『よいしょっと。月の家圓鏡です!』の圓鏡さんです。エバラ焼き肉のタレのCMや『お笑い頭の体操』のレギュラーとして出ていましたね。

晩年は寄席に専念したようです。私は一度だけ浅草で生圓蔵を観たことがあります。江戸川区がその圓蔵旧居を買い上げ『ひらい圓蔵亭』として記念館とし、若手噺家の勉強会の場としても利用されています。


そんな圓蔵亭に落語協会二つ目で、私がその活躍に注目している柳家あお馬さん(師匠は当代柳家小せん)が出演するというので行って来ました。

あお馬『祇園会』

上方の「ひゃ〜ひゃ〜ひゃ〜」の笑いは本当にいやらしさが出ていて、関東人の私が憎らしく感じた。なので成功かな 笑


美馬 演題不明

エステティシャンの話。自作の新作だそうだ。サイコと最高をかけただけの陳腐なオチ


トークコーナー&撮影タイム(笑)

ゲストは一門の妹分 鈴々舎美馬

楽屋入り後5年目にしても二つ目になれない事情など、殆ど美馬の話題でした。あお馬さんとしては一門の後輩だし、肩の力を抜いて話せて小休止だったかな。


〜 お 中 入 り 〜


あお馬『居残り左平次』

柳家小満ん師匠から教わったとのこと。サゲはよくあるのではなく「下駄の裏に灸をすえてやった」初めて聞いたがこれは小満ん師が先代文楽の試みを継承したものだそうだ。