いろは四十八文字おさらい(3) | きるろいの快刀乱麻を断つ

きるろいの快刀乱麻を断つ

温故知新 

主に近世日本と落語ネタを綴っていくことを目標にして開設。最近は食いもん系が多いです。2024年はちょっと慎重に動きます(`_´)ゞ

『きるろいの古文書入門』 第十一回

前回の続き。
『うゐのおくやまけふこえて』
{4A9DFB4B-3F5E-4706-85D6-5BF03C2841D9}
【う〜て】
「う」→「宇」

「ゐ」→「為」

「の」→「乃」
           →「
能力の能のくずし字「の」は助詞としてよく使われます。

「お」→「於」
          →「於」※上と同じ字です。より簡略にくずしたこちらは現代語の「お」の字母です。

「く」→「久」
         →「具」

「や」→「也」
「ま」→「末」
        →「満」
※今回から図表を見るのにいちいち上までスクロールする必要がないように中間に配置しました。
{FB3005F9-B557-4082-AD46-042756980355}
「け」→「計」
         →「希」
         →「介」

「ふ」→「不」

「こ」→「己」
         →「古」※→第六回で学習済み

「え」→「江」
         →「衣」

「て」→「天」
図表の真ん中の「て」の字は、一行目の「」→「者」、三番目は「」の二番目のくずしと非常に似通っていて単独では判読が困難と思われます。文脈から判断するしかありません。

今回はここまで。

次回は最後、
『あさきゆめみしゑひもせす』
です。もう一息DASH!