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温故知新 

主に近世日本と落語ネタを綴っていくことを目標にして開設。最近は食いもん系が多いです。2024年はちょっと慎重に動きます(`_´)ゞ

テーマ:気になる変な日本語日本語英語

きのうの謝楽祭でのこと。

司会の林家ぼたんが「スペシャルゲストは実行委員長自らがアテンドして・・・」と言っていた。

アテンドではない。それを言うなら「アポイントメントを取った」が正しい。そもそも日本語で喋っているのに何故にそこだけカタカナ英語を混ぜようとするのか?

難しい漢字熟語を使おうとしたり、格好がいいと思って英語(だと本人は思って)を使おうとして、しかも間違って使うほど、痛  い叫び
ことはない。

意味の取り違えもさることながら、あやふやな知識やウロ覚えで間違えて使うカタカタ英語がよくある。

発音が本来の英語とも違うのだからそもそも英語にする意味はないのだが、せめてカタカタ言葉としてでも正確に言えないと恥ずかしい限りだ。

よくある例を挙げる。
×シュミレーション
○シミュレーション(simulation)
これ、本当に多い誤用。

「この作品は何々のなんとかを・・・したもので。。。」
×フューチャー
フィーチャー(feature)
未来をどうするんだ(苦笑)

「ネットワークはケーブル内でデータの・・・があるため遅延が起こる場合がある」
×コンクリフト
○コンフリクト(conflict=衝突)

「それでは回答者の皆さん、答えの・・・を出してください」
×フィリップ
○フリップ(flip)
こういう人はフイルムではなくてフィルムが正しいし格好いいと思って使っているフシがある。類推による誤用の例。

「それが出来れば一番ベターなんです」
× 一番ベター
○ベスト
わざわざ比較級に「一番」つけるくらいなら最初から最上級使えば?(笑)

それから最初の例でいうと、誤用のトリガー(これもおかしいが敢えて使ってます^ ^)となった事例は推測するに容易である。

よく外国人の来賓などを迎える際「明日のゲストは日本語は分からないんだよね。○○さんは英語が得意だからアテンドしてね」なんて使う。

この場合のアテンド(attend)という動詞は、付き添うとか転じて接応するという意味で使われる。第一義としてはふつうは「出席する」の意味。

attendに広く扱うの意味もあるが、約束を取り付けることを的確に示すのはやはりmake an appointmentである。appointmentは、arrangementでもいい。

そもそも動詞なのに「アテンドする」も本来ならおかしい。私にはおかしくて堪らないニヤリ

ぼたんちゃんは何かの機会に「ゲストをアテンドする」で間違えてセットで覚えてしまったと思える。

ちなみに先ほどのトリガーであるが、英語は (trigger)であるからTRIをトリと発音するのは誤り。だから、無理せず日本語使えば??? ってことなんだけどね爆弾


【おまけ】
きのうの東出さん
やっぱ、カッコいいなぁ。
写真は菊之丞さんが「身長差が目立つから早く座りましょうよw」と言って笑いを誘っていた場面。気持ち分かる〜ウインク