愛知県刈谷市にある学習塾「Best刈谷校」の塾長です。先日の日曜日に図書館で日経トレンディを読みました。
日経トレンディはその名の通りトレンドになるモノや事を取り上げる月刊誌です。来年のトレントをいち早く予想した「HOT CHART2025」なる特集記事がありました。
その記事の中に「海外トレンド情報を先取り!」というコーナーがあります。タイトルの「Dumb Phone(ダムフォン)」は2024年アメリカ発のヒット商品です。これは必要最低限に機能を絞ったシンプルなスマートフォンです。Dumb Phoneの一種である「ライトフォン」は電話、メール、マップに機能を絞り、なんとウェブブラウザやSNSにはアクセスできないのです。さらに驚くのは、想定購買層は35歳以上としていたのに、実際の購買層の75%がZ世代を中心とした若年層だったことです。「常に誰かとつながっていないと不安になるようなSNSが心の健康を損なうかもしれない」(日経トレンディより引用)ということに若者が気付き、脱SNSの動きが出始めていると分析しています。まだ約10万人の使用ですが来年以降に注目です。
一方で「Granfluencer(グランフルエンサー)」と呼ばれている高齢インフルエンサーが増えているという記事も掲載されています。ファッション系や芸術系のインフルエンサーが紹介されています。「培ってきた経験と洞察力で若者たちの師となるとともに、同世代に自信や勇気を与えている」(日経トレンディより引用)ことが人気の背景になっていると分析されています。
さらに、Z世代の女性の間で「Book Club(ブッククラブ)」が広まっているという記事も掲載されています。Book Clubとは、読書を通じて意見を交換し合う「読書会」で、アメリカの伝統文化の一つだそうです。若者を中心とした新たな出会いの場にもなっているそう。専用のアプリには100万人以上が会員登録をしているとのことです。
もう一つ「Kei Truck(軽トラック)」も紹介されています。25年以上前に作られた日本の軽トラのことで、アメリカで販売好調だそうです。アメリカでは右ハンドル車は原則輸入禁止ですが、製造から25年以上ならば「クラシックカーとして登録」することが可能となる「25年ルール」があります。また、関税や排ガス規制も対象外になることも25年ルールの特徴です。そこで日本の中古車の争奪戦が始まっていて、スカイラインGTRなどの旧車に高値がついているという事は一昨年ぐらいから言われていましたが、まさか軽トラックまでもが人気になるとは驚きです。
この「Kei Truck(軽トラック)」の記事を見て思いました。欧米には税制が優遇される国や地域が多いのに対して、日本では新車登録から13年経過すると税金が高くなるのはおかしいのではないかと。私の愛車コペンは登録15年経過しており軽自動車といえ税金が高くなっています。長く大切に使うことはとてもECOな事なのに納得がいきません。
「Dumb Phone」「Granfluencer」「Book Club」「Kei Truck」の4つの記事を読んで、新しいものと古いものをバランスよく融合することが大切であるとわかります。今回は教育ネタでないことを書きました。これにて失礼します。