砂浜を歩いていくと。。。
誰かが杖だか傘を指した跡?
私はそこらに落ちてる枝で砂地にブスッ!
とてもこんな穴はできない。周りの砂が崩れて埋まってしまう。
ということは、何かの生き物の巣穴だ。
こんなにたくさん。なんだろう。。。
「石垣島 砂浜 穴」と検索するとヒット!
正体はわかったが本当なのか?こういうのって、大抵、日が沈んで暗くなった頃活動するよな。もしみることができたらラッキーじゃないか。。
で、夜、ライトを持って海岸へ。
5〜6分歩いていると、サササッサササッとという感じで、白いうすい半透明のような生き物が海に逃げ込んで行った。「なんだ今のは?」動きが素早くとても撮影など間に合わないし、形も認識できない。
でもこれは期待できる。ガキのようにワクワクする。
あっ、2m先でまた「何か」動いた。
「何か」としかわからない。昼間見た穴はいたるところにある。
腰をかがめ、ライトを消す。10秒。再び点灯。周りを見回すと。。
2m先に穴の横でじっと様子を伺ってるツノメガニ。
甲羅が2cmほどの小さなカニだ。
横を照らすとそこにも。そおっと近づこうとすると素早く穴に逃げ込む。
でも昼間の穴の好奇心がこうした形で結ばれて大満足。
撮影はできなかったが、甲羅が5〜6cmはありそうなのも海の方からスタスタスタッと大きめな巣穴に飛び込んでいった。
穴を覗くと10cmほど奥に脚が3本見える。しばらく待ったが警戒して出てこない。ちと悔しいな。
夜中にポツポツ降ってた雨は朝方には止み曇り空。石垣島北部を自転車で回ろうかとも思ったが、海岸を歩いてみたい気分。1時間ほど潮風に吹かれながら無造作にひっくり返ってるカヌーの上で上半身を晒して寝そべった。ちょっと日焼け。
暑くなく寒くもなく。それでいてわずかな日差しが
心地よかったが寒くなってきた。
その後、砂浜を歩いて行ったのだが、生き物の気配が全くない。パイヌシマ石垣島は生き物の宝庫だと思ったのに。。
潮溜まりも何もいない。首都圏の海だって潮溜まりはヤドカリ、ウミウシ、小魚などウジャウジャというほどいるのにここはどうしたこと?
でも座り込んでよく目を凝らしてみると、「あーいるいる。」ただ総じて思ったよりはるかに小さい。
タコのような動きだが脚は5本。ヒトデの仲間だ。
2kmも海岸を歩いたろうか?雨がサラサラと。
うまい具合にあった岩陰で雨宿り。
焦ることもなく雨の止むのを待ってると。。