暑い4月を迎えた。気温が25度。日差しも強い。
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千里中央公園もラジオ体操。しかも私のテントはその広い人々20〜30人の中央に位置していた。
聞こえよがしに「テントだよ」「寝てるのかなあ？」満開のサクラのことと一緒に何人かの声が離れたところから。
あー恥ずかしい。なにくわぬ顔でラジオ体操が始まる直前に顔を出して、何となくお辞儀をして大きな輪に加わった。
「旅なさってるの？2〜3年前にも若い子がここにテント張ってたわ。自転車で日本一周してるんだって。あなたも自転車？」矢継ぎ早に質問攻め。そのうち体操が始まり、終わりにトイレに行くと退散早し。
眠りが足りず寝ているとどんどん人が押し寄せ、テント、シートの山になった。
楽しそうな声があっちでもこっちでも。
私は満開のサクラの下に陣取っていたので、1mと離れずシートが、そして簡易テントが設置されて子どもの声、大人通しのトーク、親子の声がすぐ耳元に。
これは仕方がない。かえって特別視されずに溶け込んで気を遣わないで済む。
花見とはそういうものだったのか、新一年生がおめかししてランドセルを背負って親や親のグループでやってきてるのだ。当然若いパパママが多い。年配者は写生してる人が目につく。
午前中いっぱいはもう一泊ここを利用するのもいいななどと考えパズルゲーム(一筆書き)に興じていた。
だが暑さとともに、一人寂しさがなんとなく。
隣では8家族がお弁当を楽しそうに食べてるところ。ホコリのたたぬようテントとシートを移動して撤収。並んだランドセルがあまりにも可愛かったので断って撮らせてもらった。
向かうは摂津峡公園。人が少なめかなと思って行ったが、ここも人の山。夜の公園は土曜ということもあり、昨夜以上の賑わい。それでもテントは昼は多かったのだが夜は一張りもなく人が多い中、今から設置するのは抵抗がある。
うまい具合に、道路を隔てた奥まった目立たない場所に、本当に目立たない暗い場所に四阿(あづまや)がある。ベンチが細めで落ちそうだが、ここで寝袋にするか。人が引けたら芝生にテントを設置するか。
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