昨日は無人駅の塔寺駅の待合室に15時に入ったが、最終22時28分まで誰一人乗降客はいなかった。上下合わせて1日10本。私は結局地べたにブルーシート、エアマットを引いて寝袋をお腹にかけて寝た。窓を閉め切っても暑くはない。
時々、ハチだかハエの音だけがする。壁の後ろか電灯の中に迷い込んでいるのか。それはいいのだが、「ゴトッ」「トントン」真夜中急に物音がする。以前の私なら、「やばい。怖いものは怖い」全身取り憑かれたような寒気が襲い、「まさか襲っては来ないだろう」と心霊現象を感じていただろう。
今の私は、「天井裏か床下にノネズミでも住みついたか」くらいに考えて動じなくなったな。ある意味つまらない。
夜中じゅう灯りがついたままで、寝たような寝てないような。6時には目覚め、出発の準備をしていると、階下に自動車がついた。降りてきたのは女子高生。私の自転車を見て、ちょっと不安に思いながら階段を上がってくるだろうな。明るく「おはよう」って声かけようかなって思ってると、目を合わせることもなくホームへ。続け様に車が到着。６人ほど男女高校生が次々と階段を上がり、私のいる待合室を一瞥もすることなくホームへ。すぐに始発電車が滑り込んでくる。
なんか寂しいけど、よく分からん不審者。関わりたくないと思ってるんだろうな。。
朝7時に出発。早い。めざすは90km先の新潟市。最初少し峠越えがあるがそのあとは8割がた下り坂。余裕だろう。
実際余裕だったが、「津川温泉」「狐の嫁入り屋敷」なる看板が気になり、津川駅に寄り道。
「狐の嫁入り」って今日みたいな天気雨のことだろうなどと思いながら、ここも無人駅なのだがベンチに座ると急に睡魔が襲いコクコクと。あれ？狐に化かされた？はっと目を覚まして備え付けの観光案内に気がつくと、たいそう立派なもの。
いくつもの温泉、見どころ、食べどころ、宿泊地が満載。私はそのうちの一つ、「かのせ温泉赤湯」に寄り道することにした。
ここはコテージがいくつもあるキャンプ場が併設されている。2日間温泉入り放題でテント宿泊費など1500円払う。連泊の場合、プラス500円でOKとのこと。ここの温泉は鉄分豊富な茶色い湯。伊香保温泉と同じ。病みつきになりそう。休憩室で1日過ごせるし充電もOKということで、天気が悪そうな今週は連泊になるかもしれない。スタッフさんたちも感じが良く、私にとっては花丸の温泉施設。テントサイトはちょっと離れているが、広い敷地に私一人のみのよう。今日も静かだ。時々牛の鳴き声？あれって「ウシガエル」だ。風貌が牛なんじゃなくて鳴き声がウシなんだ。
↓阿賀野川 川面に広がる靄(もや)は雲海のよう
↓このトンネルから60kmほぼ下り坂(私は途中で迂回し、かのせ温泉赤湯へ)
↓ こんなのがあるんだ。1セット3000円。陰性だと宿泊費が安くなるというけど3000円じゃ得にはならないかな。ワクチン3回打ってると高級ホテル(宿泊費6000円以上とか10000万円以上)だと安くなるけど、私は。。。。打ってないし利用もしない。
午前中、会津西の道の駅で元気なご夫婦に声をかけられた。若い頃から仕事がらみで日本国じゅうまわって、日本国じゅうに知り合いがいるという羨ましいご夫婦。今日は、茨城でとったはまぐりをクーラーボックスにいれ、鳥海山の雪で保冷し、ワラビ(ゼンマイ)を山で収穫し、知り合いにもらったきゅうりを米袋？いっぱいに詰めたもの。それらを知り合いに分けて廻ってるそうだ。そんなこんなで私もきゅうりを頂いちゃったり。。またいつかどこかでね！
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