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前夜は土合駅構内で車中泊。谷川岳ロープウェイ朝一番の始発のロープウェイに乗り込んだ。と言っても8時発。午後から雷雨予報でもっと早く出発したいのだが、ロープウェイを使わずに歩くとその分2時間。それはパスだな。
417日目のリベンジ。軽アイゼンを用意して臨む。
ところがロープウェイをおりると一週間前とは様変わり。一週間前は一面雪だったのに、ほとんど土。
雪の登山道をアイゼンを装着した私が颯爽(さっそう)と歩く姿を想像していたのに。。
途中雪が残るところを横切るが、踏み跡がしっかりあり、アイゼンなど必要ない。岩場のルートで鎖場もちょくちょく現れるのだが、、足場もホールドも豊富で鎖を握るまでもなくちょっと物足りないか。。
それでも2時間。ようやく。。出てきた〜。深い雪。
これは、サンダルじゃ無理でしょ。そう。私は、馬鹿にしてるわけじゃないけどサンダルで登山。しかも天気が良く暑いので短パン。
それはさておき、サンダルの上にレインカバー、さらにその上に軽アイゼンを装着。
雪の急斜面にかなり低いが固定ロープが設置されている。
右手でロープを握りながら、踏み跡を辿る。おっ！滑らない。アイゼン強し。
↑これは下り。ロープは左手。
危ない！つま先だけで踏み込むと、ズーっと滑る。勾配があっても、足裏全体で雪面を抑え込むと滑らない。誇らしげに進む。誰一人いない雪の斜面を油断することなく誇らしげに登り、進む。
100mの雪の斜面。登り切った。
ピークまであと十数分。また岩肌に戻るが油断せず進みピークへ。
パンを食べながら休んでると、年配者が二人、時間をあけてやってきた。
二人とも会釈するだけで何も喋らない。自撮りしたり、頂上の標識看板を撮影したり。
もう、私と同じ？不器用者。
「あの〜、写真一枚お願いできますか？」私は既に三脚を利用して自分の写真を撮っていたのだが、片方の方にお願いした。無事撮ってもらうと「私もお願いできますか？」ともう一人の方が今の方に話しかけた。
さらに、私が、最初の方に「撮りましょうか？」というと「あー、いえ。。あっ！やっぱりお願いできますか？」
私より10歳ほど年上のご両人。登山歴は豊富で、アイゼンは常に持って登山すると。怖がりなので無理はしないが、体力を考えながら楽しんでいる。お一人はにこやかに語っていた。もう一人は頷くだけだったが。私は「アイゼンが初めてだ」ということ以外は特に(自転車のことなど)言わなかったが、なんか嬉しかった。。
下山の雪の斜面。登りよりも気を使う。踵だけで雪をとらえると、途端に滑る。あっ！やばいやばい。2mくらいズズズズー。。下りも足裏全体でとらえると滑らない。アイゼンのあるなしで歩き方が変わるので、慣れるまでは怖さが伴う。
すると、やっぱりアイゼンなしで来る登山客も登ってくる。中にはアイゼンなしで登山靴であの雪の急斜面を登る強者もいたが。若い３人グループ。「登山靴で登った人もいるけど」というと深い雪の中を20mほど頑張っていき、「やっぱり無理だ！帰りが怖い。やめよう！」そのあと「わー、とまらなーい。」「ばか、やめろ。ふざけんな！」「ふざけてない。とまらなーい」下の子にぶつかってようやく止まり。その後も滑り落ちて。。まあ、怪我なく無事辿り着いたが。。。
東北、北海道はもちろんだが、関東も1500mを越える山は6月でも残雪がある。軽アイゼンがあるだけで安心感が全然違う。私のはAmazon購入。1足3000円400g19本爪。持っていて損はない。
上り下りで5時間半。はー疲れた。。でも初アイゼン大満足。。
コメントで、「上毛三山制覇すべき」なんてコメントをいただき、その後榛名山に向かった。夕暮れ時だったが綺麗な榛名富士。
前橋に向かう途中、豪雨かと思いきや。なんと雹(ひょう)。。その勢いたるや、車の屋根が凹んでしまうのではと思うほど。。。
今日も車中泊。コンビニ駐車場でごめんなさい。
飲んじゃったから移動できない。
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