ずいぶん昔はやりこみました。
ドラゴンクエスト。
今はオヤジやオバサンでも昔はハマった人も多いのでは?
途中からモンスターも仲間にできるような設定ができて斬新でしたね。
個人的に一番好きだったのはスライムです。
成長させていくと勇者の技も使えるようになります。
でもしょせんは元の素材がスライムですから。
素早さだけが取柄で先制攻撃を仕掛けることはできても威力は今一つ。
それでも好きでした。
最近になってその理由がわかりました。
そのスライムをベストな状態まで育てたことが好きだったんですね。
ドラクエの中ではもっとほかのモンスターを育てた方が強くなります。
でもなぜかスライムを育てる人が多かったのではないかと思います。
なぜか。
ベストな状態のスライムを見たかったのではないでしょうか?
コーチをする時に、する側とされる側の中で同意が必要になります。
コミュニケーションの中で、プレイヤーが自分のベストを見たい、と目標を設定できればよし。
できなければそこまで自分を高めるためのプレイヤーの意識が不可欠です。
そして、そこからが大きな問題。
伸びるプレイヤーと、伸びないプレイヤーが分かれる分岐路。
自分の壁を見つけて乗り越えようとする人は伸びる。
自分の壁を探そうともせず、目標と願望の区別がつかない人は伸びない。
単純です。
こういう会話が成立しないプレイヤーは残念ながら成長させるのは難しいといえます。
ただし、例外的にはフィジカルが強い個人競技のプレイヤーの中には、そういうことを考えることができなくても、体が自然に頂点を欲する、というタイプもいます。
そういうプレイヤーはコーチが多少へたくそでも、勝手に上手になるんですよね。
残念ながら。
さて、スライムに話を戻しましょう。(戻すのか!?)
ゲーム中のスライムはコマンドを入力すればそれに従います。
そういうゲームですから、あなたがどんな人格であれ従ってくれます。
言動が一致しなくても、尊敬できない人間性でもボタンを押せばOK。
あなたがどんなバックグラウンドを持っているかも関係なく、従ってくれます。
バドミントンを指導する時にはどうでしょう。
バドミントン以外の競技でも結構ですが。
あなたの人間性を信頼されていなければ、コマンドが入力できないこともあります。
クラブチームが崩壊の危機になるとか。
大量に他のクラブに移動してしまうとか。
そんなトラブルが発生する時には、大体において、指導者の人間的な要素が原因になります。
人に指導を行うというのは、人間性を試されるということでもあるのです。
人格的にも高潔であり、思いやりと愛情も持って、怒りと厳しさを混同させない。
そんな人間性を持っているとプレイヤーはもちろん、その家族からも信頼されています。
ジュニアを指導している人の中にはたまに勘違いしている人も見受けられますね。
子供はゲームのキャラクターじゃありません。
コマンドを入力すればよいわけではありません。
一人の人間として敬意を持って、成長のお手伝いをさせていただく。
指導する中にもそういう謙虚さがあって、信頼関係は深まるんだろうな、と思います。
自分もそういう人間を目指してはいるつもりですが。
果たしてどこまでできているのでしょうか?
死ぬまで尽きない努力が求められそうですね。
