辛くも終電車に乗ったのである。お騒がせさまでしたのである。
一旦帰ろうとした時、行きつけの韓国料理屋さんに行って、美味しいサムゲタンを注文したのである。
と、ママがひょっこり現れたので、いつものように軽口を叩こうとしたところ、
実は今週末で店閉めるのよ(勿論、日本語)と仰有って驚天動地であったのである。
経営面もあるものの、どうも大将が疲弊気味で休まれるとのことなのである。
こんなに美味しいのに勿体無いのであるが、ママには御礼と賞賛を素直に伝えられたのである。自然に感謝が出て、涙チョチョ切れなのである。
ママも社交辞令とは言え、別のお客様に「開店から今まで一番来てくれた人なの」とか言ってくださるのである。
ママの人柄と人情を感じるのである。
いずれ再帰されるらしいので、またいつかどこかで大将の美味しい料理をいただきたいと思うのである。
今週末までにも再訪したいので終わりとは言いたくないのであるが、大将やママにもっともっと幸多かれと心から思うのである。
雪風敬白
