「永年千葉ロッテマリーンズ(ロッテオリオンズ)のファンをやってます」ってぇと、「誰が一番好きですか?」というご質問をいただくのである。
実は、正直お答えしにくご質問なのである。
マリーンズ命というのは、勝っても負けても好きということでもあるし、良くてもダメでも好きということなのである。
だからこそ、ダメはダメとも言い切れるようになるのである。つまりは、「愛」なのである。
とは言え、強いて言うのなら、永年では「村田兆治投手」と「落合博満選手」のお二人が好きな選手なのである。まぁ、これに関しては、また改めてあたしなりに魅力を語らせていただく場もあると思うのである。
現役では?というご質問については、これまた強いてなのであるが、
「荻野貴司選手」と「今江敏晃選手」とお答えすると思うのである。まぁ、順当なのかもしれないが、そう思うのである。
荻野貴司選手は現在二度目の大きなケガで戦列を離れているのである。鮮烈なデビューやプレーは嬉しいのであるが、戦列を離れられると穴が大きい選手なのである。
荻野選手はまたとして、今回今江選手の魅力を語りたいのである。まぁ、お許しいただきたいのである。
今江選手は、2005年のマリーンズ日本一からブレイクした選手であったのである。日本シリーズの連続ヒットによるMVP等で、確固たる地位を築いた選手なのである。
だが、ご本人も仰有る通り、データを殆ど無視して、直感だけで打つという打者なので、ムラもあるし、西岡同様、どこか勢いで凌いで、雑なイメージもつきまとってしまう面もあるのである。
あたしは再三、マリーンズ野球の淡泊で雑な面を指摘させていただいたりするのであるが、実はそこが魅力でもあり、こすっからくなく屈託のない、爽やかな野球と応援が、マリーンズの大きな魅力なのである。
そこを現在体言化しているのが、今江選手だと信じているのである。あの素直で爽やかな笑顔に魅了されない人は、いないのではないかと思う程なのである。
西岡が去った後、今こそ今江が頑張って欲しいと思うのである。
ボール打ちも、好球見逃しも多いのではあるが、あの笑顔と初球から振って行く積極性と思い切りの良いプレーをいつまでも維持していただきたいのである。
もうひとつ、今江選手の魅力は、社会貢献を皆がやるから的な受け身ではなく、積極的に自分自身に活かして活動しておられることなのである。
http://www.youtube.com/watch?v=KgJN-xyMFsA&feature=related
こちらの映像を見ていただければ、よくご理解いただけると思うのである。
難病の子供達や施設を訪問するばかりでなく、彼等と近い存在でいようとする姿勢が素晴らしいのである。
彼の言葉で言えば「自分は触れ合った人達のヒーローではなく、仲間でいたい。」という姿勢なのである。
障害者の野球チームである「群馬アトムズ」さんとの触れ合いに象徴されているのである。
その今江の人柄と笑顔が、彼の魅力を端的に表しているのである。流石、初芝の後継者なのである。
あたしは、今江選手には一度も直接お会いしたことはないのである。まぁ、テレビやグラウンドでは再三拝見しているのであるが、お話ししたことはないのである。
ではあるのであるが、あたしの知り合いの社長さんが、今江選手の奥様と知人で、昔今江選手のご結婚式にも出席したという方なのである。
お聞きするには、奥様も明るくてしっかりした素晴らしい方でおられるらしいのであるが、今江選手も謙虚で礼儀正しく素敵な素顔の方でおられるらしいのである。
と、このように、全く野球と関係無い部分でも、周囲の方を惹き付ける魅力を兼ね備えていることがわかるのである。
マリーンズは、まだまだ淡泊な試合をしてみたり、打線が繋がりを持てなかったりと歯痒い試合が続くのであるが、ここから勝ち上がっていただきたいのである。
意外性のあるところから、意外性のあることをやってのけるマリーンズ野球は、今江選手の人柄や明るさのような背景から立ち上がっていると、あたしは感じているのである。
まだまだ、ここからなのである。頑張れ!千葉ロッテマリーンズ!!
雪風拝